イノシシ対策と後楽園 03/12/07
美しい夕焼けを見た翌日から、新しい1カ月が始まりました。すばらしい保育園の皆さんにアイトワを訪ねていただいたり、うらやましい仕事場をお持ちの知人を訪ねて鉄鉢(てっぱつ)料理をご馳走になったり、久しぶりに未花ちゃん一家に元気な顔を見せてもらったり、西と東からまた二人の援軍を迎えたり、カナダで武者修行をしていた教え子の訪問を受けたり、と楽しいことが続いた1週間になりました。妻は映画会社から、テレビ番組に出演する母娘人形の製作依頼を受けていましたが、無事に撮影を終えたようで、2体の人形が帰ってきました。
鉄鉢料理は、「後楽園」の故事を思い浮かべながらいただきました。その人は、素晴らしい生き方をされていました。多くの人が嫌がることを先に実践して楽しみ、誰しもが楽しむことは後で楽しむ生き方です。「後楽園」は、そうしたし思想の下に生まれた空間だと聞いたことがあります。私も心のどこかでそうした生き方に憧れていたように思います。時代の変わり目を半歩か一足先に察知し、誰もがしたがらないことを先駆けて実践して楽しむ。やがて時代がかわり、それが次の時代を予見した模範であったかのようなことになって多くの人が勤しむようになる生き方です。
未花ちゃんの子どもは、顔立ちがますます「お父さん似」となってきましたが、未花ちゃんは「性格は私に似ています」といいます。はや12キロになっていました。物怖じしない子で、金太と仲良く戯れていました。お父さんはハラハラしていましたが、それは未花ちゃんが独身時代に、先代ハッピーに噛み付かれたことを知っているからかもしれません。お父さんに3脚の背が高い脚立と高枝切りを使って柿取りをしてもらいましたが、その子は脚立に登ろうとするのです。ともかく、「元気で、気概があって、人間大好きに」の人に育って欲しいと思いました。その年頃になれば、勧めたい保育園があります。その保育園の皆さんにこのたびアイトワを見学いただいたのですが、なぜ勧めたのかはまたの機会に詳しくお伝えしたいと思います。
先月初旬に庭仕事を手伝ってもらった女性に、このたびは泊りがけで再訪してもらいました。5時に起きて広島を6時に出発し、9時過ぎに到着です。お茶と昼食の他は落ち葉掃除に当たってもらいました。私は、次の日にイノシシ対策の名人を向かえる下準備をしました。その最中に、一月ほど前にカナダから帰ってきたという教え子の訪問を受けました。イノシシの防除網が張れるように笹などを刈り取っておく下準備が急がれていましたので、教え子にも庭掃除を手伝ってもらいました。カナダでの生活の様子などは夕食を取りながら聞かせてもらい、その上で彦根まで帰って行きました。次回は、庭掃除をするために訪ねたい、といってくれていました。
翌土曜の朝は曇天。門扉の周りの落ち葉掃除と渋柿取りを急ぎました。結局たいした雨は降らず、3時過ぎに東の援軍を迎えました。浜松あたりを7時に出て訪ねてもらったようですが、お茶を一杯飲んだだけで早速翌日の準備をしておられました。一気に50メートルほどにわたって網を張れるように、網にロープを通しておく仕事です。夜は、好評の野小屋ですき焼きをしました。その後、手分けをして風呂を沸かしたり、渋柿の皮をむいたり、それを通して干す竹串を作ったり、ジャムに煮たり、ピザの生地をこしらえたりしました。風呂の後で、皆さんに寝酒に付き合ってもらいました。明日天気になあーれ。
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