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一足速い春と座標軸
04/02/22
賑やかな日曜日でした。友人夫妻が三人の子どもを連れて立ち寄ってくれたかと思うまもなく、午後は妻の甥夫婦が五人の子どもを連れて訪ねてくれました。甥の方は、一番下の双子の一人が男の子で、他はすべて女の子です。友人の方は、このたびは上の二人が部活で来てくれませんでしたが、一番下が女の子で、他の4人は男の子です。子どもたちが引き上げた後で妻と話し合ったのですが、「子どもは数が多い方がよいネ」、でした。庭に春が一足早くやって来たかのようでした。だからでしょうか、泉でカエルが暴れ始めました。先週の木曜日は一匹だったのに、今では10匹近くが、私が側を通るたびに、水の中であばれています。
『次の生き方』の「あとがき」の案ができました。私は、振り返れば失敗の連続ですが、それだけに「若い時に聴きたかったことや、もっと早く知りたかったこと」が沢山あります。それを学生に語るようにしてきました。煎じ詰めれば、「未来が微笑みかけて来るような生き方」をしよう、それが「誠実な努力を報われやすくする秘訣」だ、と訴えようとしてきました。座標軸を備えた人を目指し、確かな目標を見定め、情熱や手に入れたお金や時間や体力などを集中的に投入しよう、と呼びかけたかったわけです。そうした想いを綴りました。
しばらく庭仕事がお留守になっていましたが、本格的に手を着けました。手始めは温室への水道管の補修工事でした。何かの工事で水道管にひびが入ったようです。そこを切りとって新しいパイプに替えようとしたら、相当広範囲にわたって掘り返さなければなりません。だから、我流の補修でお茶を濁しました。それにしても、水道のメーターは創造を絶するほど精密です。一秒間に一滴程度の水漏れなのに、検知して針を回わしています。
温室の整理にも手を着けました。自然生えしたネモフィラの苗を鉢植えにしたり、鉢植え植物の枯れ葉や黄色くなった葉の整理をしたりする作業です。念願の野生のスミレが咲いていました。アイトワに毎月のように訪ねてくださるお客さんが、「母からです」と言って届けてくださった苗を鉢に植えておいたのですが、根付いたのです。毎年のようにご母堂を車で案内して来られる親孝行な人ですが、アイトワが空いている時をご存知のようで、遠方からいつもは自転車でひょっこり訪ねてくださり、ゆっくりとした時間を過ごしてゆかれます。
桜の特集を組むミニコミ誌の取材を受けました。わが家にはさまざまな想い出がともなった桜が10本ありますが、樹齢40年余の3本の山桜は、太いのは直径が70センチ前後もあります。その太い山桜が40年で育ったとはすぐには信じてもらえず、樹齢20年のムクの木の太い切り株を見てもらって、やっと納得してもらいました。アイトワのシンボルのように門扉の近くでそびえている桜がありますが、それも樹齢40年余のソメイヨシノですが、弱っています。4本の枝垂れ桜がありますが、それらの樹齢は十数年前後にすぎません。残る2本は、境界近くに30年ほど前に植えた山桜ですが、樹齢の割には太くはなっていません。
今週は他に、アイトワ塾、3段式ハシゴ(最大8mまで伸びる)を買うためのお出かけ、午後のお茶の時間に友がイタリアから取り寄せてくれたエスプレッソをたてる道具の試用、大垣から相談相手としてお訪ねいただいた女性たちのお出迎え、午後の半日を費やした京都市が進める地域興しの委員会の準備会への参加、昼食後から暗くなるまでかかった愛犬ケンのマウントの作り直し、日の菜を抜いて漬物にする下準備、ワケギの畝の除草など変化にとんだ1週間となりました。そうした合間を生かして、過日取材を受けた機関誌の記事原稿や日本景観学会での発言記録の添削をしたり、関東の友あてに妻の人形展の案内状をしたためたりしました。
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アイトワの庭が大好きなご婦人がことづけてくださった野生のスミレです。種が弾けそうになれば根付かせたいところに鉢ごと移動させようと思っています。年に1度程度ですが、息子さんに車で連れて来てもらい、車椅子で庭を一巡しておられます。そのご婦人は、どこにこのスミレが根付くことを願っておられるのでしょうか。その場所をスミレが好んでくれるとよいのですが。
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金太が小春日和を満喫している姿です。日中は、春を思わせる日差しです。ウグイスが見事な声で側の梢でさえずっていました。金太も気持ちがよさそうですし、道行く人は足を止めて、ウグイスの姿を目で追っていました。
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友の奥さんにエスプレッソの道具と豆を届けてもらいました。定期的に来日するイタリヤ人に許容範囲は友は頼んでおいたのでしょう。コンパクトでシンプルなのに、直火で美味しくはいります。このブルーと白の組み合わせの他に、胴が黒いのと、胴が黄色で手とつまみが赤い色違いがあります。私は定期的に訪ねていた頃のイタリヤのウインドーショッピングを思い出しました。
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水道管の水漏れ補修で、新たに安全弁を付け足しましたが、なんと800円でした。工事中に知人の訪問を受けましたが、かつてメーターの下請け工場に勤めていたとか。誤差は、プラス・マイナス何%以内と決められているはずですが、給水量がプラスに出る許容範囲は認められたが、許容範囲内であれマイナスに出るのは認められかかったとか。
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風除室に避難させている観葉植物の一鉢を、「様子がおかしい」といって妻が縁側に持ちだし、「3匹はいるはずよ」と言って虫探しをはじめました。案の定シャクトリムシが3匹いたようで、大喜びをしていました。このあと、私は土を変えてあげました。
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ケンのマウントを整備しました。冬は落葉するキーウイ棚の下にあり、これまでは赤土を固めていたのですが、ピンコロ石を敷きました。冬は日当たりがよく、夏は葉が茂って日陰となって暑さから守ってきたのですが、梅雨時だけ問題が生じました。ぬかるむのです。これで功を奏してくれたら、ケンにとっては一番よい場所になるはずです。 |
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今年の日の菜です。少し干して水洗いするところまでは私が受け持とうと考えています。大部分は漬物にします。一部は、根を二はい酢に漬けたり、葉は炒め物にしたりして食します。酢に漬けると、白い部分がとても綺麗なピンク色に染まります。
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