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刈り込みとオレンジ色の花 04/07/12
中国ホウセンカの自然生えの苗が随分大きくなりました。オオタデもむくむくと育っています。共にわが家の自生種になった、といってよいでしょう。前者は、敦煌まで足を延ばした折の中国旅行の折に楽山で手に入れた種から、後者はどこからともなくこの庭にやって来た種から共に居着くようになりました。だが私の扱い方は大きく異なっています。ホウセンカは邪魔になる場所に芽生えると掘り上げて鉢や花壇に移しますが、蓼(タデ)の方は幾本かだけ残して他はひたすら抜き去ります。オオタデはあまりにも大きくなり過ぎるからです。
ノウゼンカヅラが花盛りです。花の少ない時期ですからとても目立ち、メジロなどの小鳥も盛んに密を吸いに来ています。アガパンサスも、このアイトワの夏の創作休暇中に咲き終わってしまう花ですが、今年は移植をしましたから咲きそうにありません。赤いヤマボウシを植えたところに生えていましたので、掘り出して3箇所に分けて移植したのです。ちょうど嫌地をし、移植を求めていた時期でしたから、来年はきっと見事な花を咲かせることでしょう。
今週はサツキやツツジの刈り込みなどを終えました。広島から亀岡に移住した女性が逗留したり、バイクで通えるところに住んでいる女性が駆け付けたりしましたから一気に片付けました。まず、妻と2人でこの庭で唯一の槙(まき)の木の剪定から手をつけ、それが仕上がった頃に亀岡からの女性を迎え、翌日にかけての1日半を投じて母屋周りや中庭のサツキやツツジ、さらに前庭のモクセイまで刈り込んだのです。その翌日は、もう一人の女性もバイクで駆け付けてくれましたから花の時期が終わったギボウシの花柄取りまで済ませました。
振り返ってみれば、槙の木はこの庭では最高齢でした。私が通学時代を過ごした家に植わっていましたが、両親がこの庭に引っ越して来たときに連れて来ています。その頃はすでに、私が苗から植えた栗は実を、桜は花をつけ始めていました。槙の木は玄関脇の半日陰に移植し、背丈を抑えてきましたから、今も太さは20センチにも達しませんが、年輪は60を数えるはずです。
暑い日が続きました。だから先週の「ちゃ・茶・CHA」の会の時と同様に、今週も半地下構造の効果を実体験してもらうチャンスに恵まれました。今週は、『次の生き方』で唱えた生き方を実践できそうな村造りプロジェクトの関係者を迎えましたが、その人たちに体験してもらえたのです。冷房していない人形工房に案内し、その心地よさを確かめてらったのです。CHAの会では20人もの人に小1時間も過ごしていただき、冷房が入っていなかったことを後で説明して驚かせました。今回は、CHAの会の日より猛暑でしたが、講釈をたれた上で案内し、ひんやりした感触を味わってもらい、エネルギーも自給できる村を目指したい、と語りました。
猛暑続きでしたから、木陰のテラスに腰掛けて西瓜で身体を冷やしたり、清涼飲料水で水分を補給したりする庭仕事が続きました。サンクンガーデンの鉢植え植物の入れ替えもしましたし、木陰のテラスから見える犬走りにアオキやジャノヒゲなどの移植もしました。1人より2人、2人より3人と、うまく手分けをすると能率が各段に向上します。たとえば、私が樫やサザンカの枝打ちやサツキの移植にかかっている間に、女性軍は草刈りをしながら山のように出た剪定屑と一緒に刈り草を燃やして灰にするなど。おかげで庭が見違えるほどスッキリしました。週末は久しぶりで妻と遠出ですから、カラスにイチジクを食い荒らされないように手も打ちました。
7月に入ってから好天続きですから小雨で明けた土曜を喜んだのもつかの間、西日本は豪雨との予報を聞き、心配しながら家を空けようとしています。菜園家族の会で知り合った人に、生家がある石川県まで車で案内してもらいます。月曜日の夕方からヒグラシが鳴き始めています。
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前庭の手入れをしながら妻たちがゲンノショウコを収穫しました。わが家には花と白い花が咲くゲンノショウコがありますが、前者は自生です。後者は大垣から移植しましたが自生種のようになっています。それらの一部を刈り取っただけですが、こんなに収穫できました。汚れた葉や枯葉(左側)を取り除くと、3分の2ほど(右側)になりました。
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完成したミニ土木工事ですが、何の役にも立たなかったことを思い知らされました。妻が青森から帰宅した直後に大雨が降り、分かったのです。結局、電気屋さんに来てもらい、補修工事をすることになりました。原因は、掘り返して埋め戻した土が十分に固まらない間に配管工事をしたことです。沈下問題が引き起こしたトラブルです
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ノウゼンカヅラが好き放題に茂っていましたが、少し枝をさばいたりアーチに結わえ付けたりして整えました。アーチは割り竹で造っていますが、竹が腐るまでにノウゼンカズラの幹が太く育ち、独り立ちしてくれることを期待しています。3年ほどかかるでしょうか。今頃の庭にはオレンジ色の花が咲き誇ります。ノウゼンカズラのほかにユリ根を採るユリの花、カンナ、カンゾウ、キンギョソウ、マリーゴールドなどの花。
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アオキやジャノヒゲを移植した犬走りです。目隠しのアオキは私が妻と相談しながら、雨だれの跳ね返りを抑制するジャノヒゲはバイクで駆け付けた女性が妻の指導をうけながら移植をしました。共に2年ほどで繁殖し、役割を十分に果たせるようになることでしょう。
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座敷の縁側から見下ろした中庭です。円卓のように仕立てているツツジですが、13夜の月のような形で、しかも少し傾いた円卓のようになっていましたので、満月のような形にして且つ水平の円卓にするために、3本のツツジの苗木を左手前に加えたり円卓の高い方を刈り込んだりして手直しをしました。5年ほどで水平の見事な円卓になるでしょう。
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ミニ蓮が蕾をあげました。母屋とわが家の間の日当たりがよいところに置いてある水鉢に入れた小型のレンコンが、3年目にして初めてつけた蕾です。金魚やメダカを飼っていますから、クワイとミニ蓮だけでなく、水鉢の周りにベンジャミンゴムや山椒の鉢植えを配して日陰をつくり、水温が異常に上がらないようにしています。
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イチジクを食い荒らし始めたカラスがいますので対策の手を打ちました。まず、週の始めにカラスのイミテーションをぶら下げ、3日後にカラスが落した風切り羽をつかって作った脅しをぶら下げ、金曜日にテグスを張って仕上げました。
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