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アイトワ循環図

好天が続いた 05/07/24

 梅雨明けのように蒸し暑くなった先週末に、実は体重が2kgも減る体験をしています。3時過ぎからラッキョの収穫跡とキュウリの跡を耕して(6月26日の週記で触れた)ヤブツルアズキとカウピーの種をまいたり、ニンジンの跡を2度目のキュウリ用の畝に仕立て直したりしたのですが、その一連の作業を済ませて夕刻8時前に風呂場で体重をチェックし、ニンマリした次第です。これらの畝は排水をよくする土取り作業をともないましたから、一輪車に積んだ土を幾杯か一輪車階段を押して登り、堆肥小屋の近くまで運んでいます。体中の汗腺が全開したのではないかと思うほど汗が噴出し、シャツだけでなくズボンまで汗でボトボトになっていました。

 翌朝、野蚕をわが家に持ち込んだ友が栗の枝を取りに来ましたが、まだ1頭も繭を作っていないと話していました。なのに妻は、わが家の最後の1頭が繭を作るのが遅れているといって騒ぎました。少し体が縮んだようだし、ときどき痙攣する、というわけです。それが繭を作る前兆だったのでしょうか、月曜の朝から繭を作り始め、19日火曜日には小さな繭を仕上げていました。

 久しぶりでポッポがつがいで訪ねました。このところいつも一羽で来ていましたから心配していたのですが、メスも無事であったわけです。屋内で飼っているメダカの水槽が好調です。ホテイアオイや藻などの植物とメダカや小さなタニシなどの動物とのバランスがうまく取れたのでしょうか、水がとてもきれいに澄んでいます。弁慶を住まわせていた容器で金魚を飼い始めましたが、これもバランスが取れはじめたようで、水をあまり替えなくてもよくなっています。

 好天が続き、庭掃除が捗りました。21日の水曜日から喫茶店が始まりましたが、店の周りの掃除と庭を巡回するルートの草刈りなどをしたのです。過日、ある大学の教員が30名余の学生を引率しましたが、それを迎えるときから始めていました。特に巡回ルートで、蜂が人を襲わないように気を使いました。庭には幾種類かのハチが棲んでいますが、ドロボウの番はさせたいけれど、庭を愛でながら巡る人を攻撃してほしくはありません。大きなスズメバチが活発に動く時期ですが、それはカブトムシなどが活動する時期と重なっています。

 ゴーヤが期待通りに蔓を伸ばし始めました。ヤーコンとコイモが大きくなってきましたが、今年はこの畝に妻がホウキグサの種をばら撒きましたから、それらが鬩ぎあいながら育っています。京唐菜も順調です。トウモロコシを収穫してみたのですが、花粉の媒介がうまくゆかなかったようで、歯抜けの上に、カラスに襲われもしましたから、さっぱりです。

 水曜日にアイトワ塾があったのですが、野蚕を持ち込んだ友が「病気かもしれない」という一頭を連れてきています。いかにも元気がなさそうでしたが、翌朝から栗の葉を食べはじめました。週末の夕刻に新しい栗の枝を加え、霧を拭きかけた上で、招かれた酒席にでかけました。夜はほろ酔い加減で帰ってきましたから、野蚕の点検は翌日にまわし、いずれご報告します。

 酒席は、過日「森君は変わった」と褒めてくれた小中学生時代の友が設けてくれたものです。都市計画の専門家と地域観光の要人が同席していましたから、めいめいが良かれと思って打つ手が景観破壊につながっていることが多々見受けられる、と訴えておきました。緑豊かな山や川をライトアップする人がいますが、それは悪しき典型でしょう。月光や稲光で眺める光景を心密かに期待している人を失望させますし、第一観光資源の動植物への配慮に欠けています。

 今週は他に、若い大工さんに一昔前の農具の足を補修してもらっています。実は、何ヶ月か前から、将来の社会を見通して手すきの日に訪ねてもらうようになった若い大工さんがいるのです。心密かに期待していることなどは、いずれご報告します。

妻をハラハラさせた3頭目の野蚕の繭です。栗の枝に絡まっていた蔓性の植物を選んで繭をつくりました。その周りには栗の葉がたくさんありましたし、先の2頭は栗の葉を選んでいますが、なぜか栗の葉より軟らかい植物の葉を選びました。

メダカの水槽です。小さなビオトープを目指しています。メダカなど動物の排泄物を肥料や餌として藻などの植物や植物性プランクトンなどが育ち、それらプランクトンなどを動物が餌にして生活する小宇宙です。もちろん蚊が生みつけた卵も餌にしていることでしょう。産経新聞のコラム、「自活のススメ」でベランダ・ビオトープを勧めたくて、昨年から実験しています。

期待通りにゴーヤのつるが延び始めました。一度、藤棚のように仕立てたかったのです。これでうまく行けば、来年からもっと簡単に棚をしつらえる工夫をします。このたびは通算すると1日近くかけています、なぜかこの棚に妻も大喜びです。実の見落としが減るからかもしれません。
5歳の子どもがカブトムシを一緒に捕ったお礼状をくれました。オスとメスがこのように見えたのでしょう。この男の子を見ているうちに、この歳の1年後からヒヨコ(鶏)の飼育を始めさせられた私の過去を懐かしく思い出しています。子どもをその気にさせ、指導さえしっかりすれば、相当のことができそうです。私は4年生の時から絞め殺し役も引き受けています。
ヤーコン(奥)とコイモの畝です。ホウキグサや中国ホウセンカが一緒に生えていますから、とても込み合っています。ヤーコンとコイモが大きくなっても倒れないように前もって竹で柵をこしらえおきましたが、もうすぐ役に立ちそうです。

病気かもしれない4頭目の野蚕です。檻(狭い篭)を感じなくてよい環境で、新鮮な栗の葉を食べさせてあげられそうだと思って預かりました。少しからだが縮み、痙攣するのが繭を作る前兆ならば、すでに繭を造り始めていなければいけない計算です。

若い大工さんに修繕してもらった農業用足踏み式扇風機です。足の部分が虫に食われて傷んでいましたので直してもらったのです。麦や豆など穀物の鞘やモミなどを取り除くために用いる道具です。収穫物を入れた箕を頭の上に掲げ、この農具で起こした風の前に少しずつ収穫物を落とし、軽い鞘やモミなどを吹き飛ばすわけです。