「ねぶながし」の祭りに用いられる「やま」(?)です。上部のシャチの部分は筏にのせて川に流され、火が放たれます。七夕の夕べを壮大に彩ることでしょう。

 

生態系公園には植物園もあるようですし、この施設で長期宿泊して勉強や研究に打ち込む人もあるようです。ここでも一度アイトワ塾の合宿をしたものだ、と思いました。

 

夕刻には翌日のシンポジュームの準備もあって会場を訪れ、秋田や山形などで育つ花材を目の当たりにしました。それぞれの地域の景観保全を念じて生け上げられる作品から、環境保護を願う心が伝わってくるようでした。

 

特別講演をした写真家の処女出版物です。環境保全活動に熱心な人だけに、優しい視点に心を惹かれました。私は映像を用いて基調講演をさせてもらったのですが、コンピュータを駆使して見事にアシストしてくださる女性に恵まれ、心地よくことが運びました。いずれこの人たちにアイトワを訪ねていただけそうです。

 

最後に生け花のデモンストレーションがありました。大勢の人が一つの願い事を心に秘めて大作に取り組む姿に、息を飲む思いをさせられました。

 


八郎潟の干拓地・大潟村にも案内されました。米不足の学生時代に進められていた干拓の成果を目の当たりにしたのです。これなら機械集約農法の採算が合いそうですが完成した年から減反政策が始まっています。水田の間を走る舗装道路は先が見えないほど長くて平坦でした。ここで1993年から毎年世界ソーラーカーラリーが開催されています。ここ大潟村のヘソ(中央)あたりにも子午線の交点(東経40度・北緯40度)がありました。