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定番と常連の野菜 05/11/06
最後のマクワクワを何時食べようか、と相談しています。先週末のガーデンパーティーでは、一番大きく育った1本を炒め物に用い、好評でした。わが家では、今年は種が取れるまで到底育ちそうにありませんから霜が降る前に収穫し、賞味したいと思っています。一緒にタイに行った義妹が、丹波の日当たりのよい畑でつくっている分は十分成熟しているとのことですから、その種をもらってわが家の定番野菜にしたいと思います。もちろん妻がタイで同時に味を覚えてきた野菜、クウシンサイ(空芯菜)も定番にすることになりそうです。
これまでに、わが家の庭には、25年来のツルムラサキ、20年来のヤーコン、アイトワを名乗った翌1987年から作り始めたツタンカーメンのエンドウマメ、1994年に奄美を訪ねたときに種を手に入れたゴーヤ、2003年の『ブランドを創る』の編集者からいただいた種から始まったハナオクラなど、種や無性芽を自給して作り続けている定番野菜があります。ここに新たな思い出がともなったタイの2種が加わることになるわけです。
ポットで育てていたツタンカーメンのエンドウマメの苗を、ツルムラサキとゴーヤの畝の跡に植えました。この夏からの新顔、ヤブツルアズキとカウピーの収穫が始まっていますし、エゴマの収穫期が近づいていますが、これらは定番になるか否か、未定です。昨年収穫した種から育てたエゴマは、ゴマを代替して多様に生かせそうだと定番にします。
京唐菜は来年以降も作りたく思いますが、これはF1(一代交配)の苗を手に入れ続けなければならず、わが家では定番とは位置づけません。毎年種を買って育てている白菜、壬生菜、水菜、コカブ、日の菜、ラディッシュなどと同様に常連といったところです。それは、各5本程度しか育てないために、いつも苗を買っているトマトや伏見トウガラシも同様です。
わが家ではむしろ、自然交配(混血)して自生する十字架植物の方に親しみを感じます。この冬も、スクスクを通り越してムクムクとさまざまな混血野菜が育っています。幾度も混血を重ね、もはや両親を推し量れないほど姿形が得意な野菜もあります。いずれ青菜は混血種で間に合わせることになりそうです。その姿形から煮物とか鍋物など好ましき使途を推し量りながら使い分けるのも楽しいものです。問題は、カブラ、ラディッシュ、日の菜などの根菜です。すぐに交配して種を振り撒きますが、立派な根をつけないことです。その点大根は交配しにくいのか、立派な大根がよく自生します。ただし、種が大きいうえに自然に鞘がはじけて種を落とす性格ではありませんからいつも小鳥に狙われて食べられてしまい、ほとんど種を残さないのです。
完全に自生化し、大量に食している野菜にミツバがあります。日本原産とのことですし日陰でも十分に育ちますから庭のあちこちではびこっています。昨年「宿根ソバ」の株を丹後のペンション「自給自足」でもらい、地植えと鉢植えの両方で育てました。ともに種を結びつつありますから、これが野生種のように自生し、定番になることを願っています。
今週は来客が3組でしたし、外出も2回で済みましたから、庭仕事に精を出しました。伏見トウガラシの跡を耕して2年目にはいった小麦もまいています。これは一回分のうどんを作るだけで終わりそうな量ですが、イザというときの為に、何時いかに種を播けばよいのかなど育てるコツを会得して置きたいのです。ブロッコリーと冬子のシイタケの収穫が始まりました。また沐浴材の材料としてはいつも最後に収穫するレモングラスを刈り取りました。外出の1回は久しぶりの祇園界隈でした。大阪でお世話になっている社長さんに一席設けていただき、長崎と東京から訪ねていただいた人たちと引き合わせてもらい、3時間あまりにわたって歓談しています。
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宿根ソバです。風除室にある鉢植えした分です。来春はこの伸びた芽を切り取って大量に刺し芽をしようと考えています。野草のミゾソバが好みそうな湿ったところが好きなようですから、思い当たる節がある幾箇所かに植え付け、そのいずれかで自生させたいと思っています。
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10月29日から収穫を始めている一回目のカキチシャ(左。右の畝は大根)です。野外パーティーでは焼き肉に巻く野菜として生かしました。わが家では主に、サラダ、サンドイッチ、炒め物、スープの具などの使途に生かして重宝していま。4日の夕刻に3回目の苗を植えつけています。
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初収穫(3日)したブロッコリーです。今年は2箇所に分けて、例年より少し多い13本も育てています。私は蕾よりも、むしろ軸の方が好きなぐらいです。すでにお伝えしましたが、小鳥は蕾や軸は食べず、若い葉を狙います。だから真似て、たまには若い葉のついた軸ごと収穫し、葉と軸を味わいます。
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土曜(5日)の朝から収穫し始めたシイタケです。ホダ木が随分くたびれてきましたから、今年は新しいホダ木を用意しようと考えています。これは大仕事になります。クヌギを切り倒し、ホダ木として適切な部分をとった後の残る部分は薪にします。
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ラッキョの花が咲いています。これは沖縄で手に入れたラッキョで、現地では海産物(アワビなど)のぶつ切りと一緒に和え物にしたり味噌をつけて生食したりしていましたが、わが家では酢漬けに終わっています。もう幾年も球根を残して育て続けていますから定番野菜に加えてもよ良いでしょう。
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間もなく収穫するエゴマです。韓国では青葉を焼肉に巻く野菜としても用いますが、わが家ではもっぱら種を生かそうとしています。昨年は種を買って試しに作り、今年はその種から少し多めに育て、どこまで食材として生かせるか試してもらいます。
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土曜日に収穫したレモングラスです。レモングラスは刻んでから干し上げます。すでにドクダミ、ヨモギ、2種のミント、スギナ、ゲンノショウコを干し上げて刻み終えています。今年はドクダミ、2種のミント、ヨモギを主成分とした沐浴材となり、次いでこのレモングラスが多数を占めます。オオバコや育てなかったトウキは割愛しました。
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