偶然の一致でしょうか
 偶然の一致でしょうか。山崎さんの奥さんは、冬場の顔のほてりを苦にしておられました。それは妻も同様で、よく悩みを聞かされます。冬場に、暖房が効いた電車や人が集まる会場で、一人顔を真っ赤にほてらせてしまい、恥ずかしくて仕方がないという悩みです。

 このほてり問題が気になっていた私は、短大生と付き合うようになってからチョットした実験をしています。結果、ほてるのは健康な証拠、体が正常である証拠だと確信するようになりました。寒いところから温かいところに移りながらほてらない体は、近代の冷暖房が生じさせた異常ではないか、と考えるようになったわけです。

 それにしても、両家がどうして冬場の室温を16度で十分だと思ったのか、不思議です。1つ思いあたることは、夫婦のいずれかが病気をすれば機能破綻する生活であることです。相互扶助関係に依存した生き方です。いま1つ確かなことは、長期に寝込む病気をしていないことです。