気持ち良い朝の散歩

 

 気持ち良い朝の散歩。市道にそった生垣の下に溜まった落ち葉は、誤解を避けるために2人で行うことにしています。それは反省の結果です。

 生垣の内側に溜まった落ち葉は、パーキングの掃除を1人でした27日に、金属のサラエ(レーキ)で取り除きました。しかし、外側の生垣の下に溜まった落ち葉は、そのままにしていました。生垣の木が生えていますし、その内側にイノシシを防ぐネットを張っていますから、落ち葉はそれらに絡みつくようにして溜まっており、レーキではかきとれないからです。

 だから2人で手分けをし、内側から私がブロアーの風で市道に吹き出し、それを妻が市道で待ち受けてかき集めてゆくわけです。

 もちろん、落ち葉を1人で吹き出し、その後でかき集めたら1人で済む作業ですが、吹き出した後でかき集めるまでの小1時間が問題になるのです。その間にも散歩をする人が通りかねず、中には「悪い人がいるなあ」と聞こえがしに話しながら通りすぎてゆきます。市道に吹き出した落ち葉をそのまま放って置くとでも思ってのことでしょう。

 その手の人には、あとで掃除をしたのでは済まないことがあります。「注意をした甲斐があったね」といわれかねません。だが、逆に、その手の人は、2人で手分けをしてかき集める作業を同時にしていると、「ご苦労さまです」と声をかけてくださることが多いのです

 昨今、何をしていても無表情のまま黙って通り過ぎるヒトが増える傾向の世の中にあって、こうした声を出してもらえる人に、気持ちの良い方の声を出してもらえるようにしたいのです

 これはサラリーマン時代を振り返り、私も部下や仲間のやり方を同じように誤解したり、時には上司に誤解されたりしていたようだと気付かされ、その反省がなせることです。つまり、移り行く目の前の現象を自分なりに解釈して判断を勝手に下してしまい、その現象を生じさせている人のありようをじっくりと理解しようとする努力をしていなかった反省です。