本当のプロ職人

 

 本当のプロ職人。今日では多くの職人と呼ばれる人が部分の専門家となり、創造性や自己完結能力や自己責任意識に欠ける傾向にあります。そんな人は本当のプロとは思えません。

 自らの手で小屋も作ったことがない建築家、建築家の図面にしたがって家を建てる大工、その建築基準は別の人が決め、さらに別の人が審査をする。しかもその人たちはそれぞれ別の組織に属する。そこに生じる隙間にこそ小金を求める余地がある、と考える役人や政治家もいる。だから許認可権が横行する。そこには歪や無責任意識が生じる余地が随所に考えられます。そこを改めないと、国会議場を寸劇場にし続けることでしょう。