異質の講座開設

 

 異質の講座開設。誰しも、これまで信じてきたことを否定されるのはいやなことです。でも、これから信じるべきことを見出さないと「希望」を抱けないように思います。だから、これまでの社会を基盤としない講座を設けさせてもらうことになったのです。

 なぜなら、これまで信じてきたことは、限りある「資源」に依存し、限りなき「欲望」を満たそうとする工業社会のシステムに基づいていたからです。その無理や矛盾が資源枯渇や環境汚染などを促したわけです。加えて、そのシステムは、楽しく遊ぼうとする人のサイフを軽くするように仕組まれていましたから、「遊んでいたつもりが」「遊ばれていたようなことになり」殺伐とした社会にしていた恐れがあります。

 そうと気付いて私は方向転換をしましたが、それで良かったと思っています。その気付かされたことや、それで良かったと思うことを紹介しながら、人間の根源的な喜びを語り合いたいと思っています。いわば「希望」の共有を目指したく思っています。