5人の主婦が開店20周年記念

 

 アイトワの喫茶は、1986年の春に、日本初の禁煙喫茶店として開店しましたが、メニューも価格も制服もそのままですし、守ってきた5人のメンバーも同じです。その5人がずいぶん前から準備していた旅に出たのです。

 この20年の間に、バブルやその崩壊、消費税の誕生やその税率上昇、過労死やリストラなどの言葉の流行などがありました。アイトワの喫茶は何もかもを変えずに保ってきたわけです。あえて変えたことが幾つかあります。関西初と聞く太陽光発電機の採用。アイトワ塾で一緒に学んだメンバーの一人が夫婦で創り始めたペンステモン製品の販売。紅茶の葉を無農薬有機栽培のセイロン(ニードウッドのオレンジペコ)紅茶に変更。そして義妹の娘が陶芸家となりましたが、その生み出し始めた焼き物の販売です。

 このたびペンステモン製品は、その生み出し方が『「良心ある企業」の見分け方』という本で取り上げられました。この友は拙著『「想い」を売る会社』も読んでくれましたから、このたび旅行した5人も誇りを持って取り扱っています。