大喜びするニュース
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アイトワ塾で一緒に学んだ友のお嬢さんが、イギリスで素晴らしい賞を授かったのです。友は経済的事情で1年限りという条件をつけてお嬢さんをイギリスに留学させました。その1年が過ぎる頃に先方の学長が彼女の芸術的才能を見抜いたのか自ら奔走し、留学生を対象とした奨学金を新設し、留学期間を延長させました。そのお嬢さんが、その大学の先輩が未だ手に入れたことがない賞を授かったというです。 この受賞でお嬢さんは首をひねったようですし、父親である友やその仲間はアイトワ塾生らしい解釈をしていました。その学校の教授陣は、お嬢さんの創造物に対して高い評価を下していませんでした。だからお嬢さん「意外だ」と首をひねったようですが、友と仲間は「発奮させるために辛い点をつけたのだろう」と解釈していました。 私の解釈は異なります。学長は、教授陣のモノサシが時代遅れになっていたことに気付いていたに違いありません。だからその学校の学生たちは受賞をこれまで逃してきたのではないでしょうか。その打開のために奔走した学長は、期待に応えたお嬢さんの努力や作品をたたえるだけでなく、教授陣の目覚めのきっかけを作ったことを喜んだのではないでしょうか。 問題はこの後です。お嬢さんはイギリスで就職が決まり、日本には帰ってこなくなるのではないでしょうか。そうならずに帰ってきて、のびのびと日本で仕事をしてもらいたいものだと思います。 |