「なんと」と叫びたくなる新商品

 

 その人はさまざまなジェラード作りに挑戦していますが、アップルマンゴーを用いた「黄金の玉」は逸品です。薪割りの最中に妻が運んでくれましたが、「おいしい」「食べることができてよかった」と思ったものです。

 脱サラをして、ご夫婦でジェラードづくりに生業を見出し、精魂を打ち込む。大げさですがその姿は、船乗りをやめて絵に打ち込んだゴーギャンや伝道師をやめて絵に打ち込んだゴッホなどに似たところがある、と思いました。自分たちが生み出す絵が苦労の報酬であったように、このご夫婦にとっては満足できるジェラードが出来たときが苦労への報酬でしょう。

 「黄金の玉」は飛び切り上等の国産アップルマンゴーを使用しており、ジェラード6個で1万円ほどにつくそうです。送ってもらっていなければおそらく私は手を出しておらず、味わえていなかったところです。もちろん仏壇の両親に備えました。ちなみにマンゴーもウルシ科の植物とか。

 アイトワ塾生にジェラードで有名なイタリアに留学していた人がいますから1つ試してもらおうかな、と考えています。バニラやストロベリーも、とにかく美味しいのです。冬は注文が閑散期とのことで訪ねてもらえました。ジェラード好きのイタリアでは冬でもよく親しまれています。