ブロアーでも少し不愉快な思い

 

 スイッチがすぐに故障しましたし、ソケットがすぐに甘くなりましたから、私なりの改良や代替手段を講じて愛用してきたのです。その使い込んだブロアー@がついにダウンしました。

 「吹き」と「吸い」をレバー1つで切り替えられる便利な機種Aが、その後売り出され、今では普及品となり、安い価格で売っています。しかし、私たちは使い慣れた古い機種がほしかったので、3倍ほど高くつきましたが新品Bを取り寄せてもらいました。

 万が一廃番になっては困るので、使い込んだブロアー@の修繕を依頼すると、DIYショップの窓口の人はむずかりました。事情説明をしようと思い、到着したばかりの新品を箱から取り出してみると、スイッチが改良されていました。その時点から、私の言い分に少しは耳を傾けるようになりました。

 もちろん有償の修繕依頼ですから、私はメーカーやDIYショップのためになる依頼だと考えています。この機械は「吹き」と「吸い」をレバーで切り替えられませんCからとても手間がかかります。しかしその不便さにも勝る利点があるのです。

 だから改良までして使い込んだ機械を見てもらいたかった。改良点を学び、改良を加え、何時までも製造し続けて欲しいのです。ブロアーをよく使うわが家では、レバー1つで切り替えられる一見便利そうな機種Aを、ほとんど遊ばせています。

 私がメーカーなら、使い込まれた上に、改良すべき点にも気付かさせる機械を見て、感激するに違いありません。メーカーの技術者がどういう反応をするのか、興味津々です。物的にも経済的にも豊かになった世の中ですから、心も豊かになって欲しいのです。

 

使い込んだブロアー@

 

レバー1つで切り替えられる便利な機種A

 

新品B 「吹き」と「吸い」をレバーで切り替えられませんC