アイトワの理念

 


「地球人としての認識」の下に
「生態系への復帰」を宣言し
「不可逆的な生活システムとの決別」を誓う


1988年6月15日
『ビブギオールカラー ポスト消費社会の旗手たち』



 理念にある「地球人」という概念は、当時すでに世の中で流布し始めていました。その後、「自然との共生」とか「持続性ある発展」などといった言い回しが使われるようになりましたが、当時は使われておらず、「生態系への復帰」とか「不可逆的な生活システム」などと硬い文章になったわけですが、私は「自然との共生」よりも「生態系への復帰」の方が、あるいは「持続性ある発展」よりも「不可逆的な生活システムとの決別」の方がより明快な規定だと思っています。もちろん、この理念は私たち夫婦にとっても「目指しているところ」であって、「実現できていること」ではありません。

 同様に、この理念に基いた「使命」と「活動」も道半ばですが、ぼつぼつ公表しても恥ずかしくない段階に達しているものと考えて、このたびホームページで公表することになりました。振り返れば、「第4時代到来論」を誌紙などに載せはじめた当時は、唐突な意見として聞き流されましたが、近年は初耳の人にも容易に理解されるようになっています。

 今週は、ある紡績から「社史」のようなものをつくろうとしている、との連絡を受けています。その中で次のような下りを盛り込んでいただけるようで、とても光栄に思っています。