誤解を与えていた
かつて私は、1960年代半ばの多くの人々と同じような誤解を幸徳秋水などに対して抱いていました。それは当時のプロパガンダに惑わされた大人たちに育てられたからでしょう。国民が愚かになれば、国家の権力を高めてしまい、国民のための国家ではなく、国家のための国民にしてしまい、愚かな為政者を生み出し、その思う壺にはめられ、あらぬ方向に国民をみちびかせ、結局はその為政者まで可愛そうな目に合わせてしまいかねないことに結びつけるのではないでしょうか。