アイトワのホームページ
アイトワ循環図

ピュール・オーと本当によい水 07/04/15

 8日の日曜日は快晴で「昨日が今日であればよかったのに」と思いながら庭の満開の桜をめでています。前日の土曜日は、湯豆腐の会の人たちと円山公園界隈で過しました。雨にたたられ、円山公園の青空音楽堂でこの会の仲間の1人が開催した「童謡サロン」では、傘をかざしどうしでした。その後で眺めた有名なシダレザクラは、可愛そうになるほど弱っていたにもかかわらず、暗くなればまだ夜間照明を続けているとか。残酷です。

 生き物にとって、最も大切なのは光線とのかかわりです。太陽光線がなくなれば、例外を除いてすべての生き物は死に絶えます。だからといって四六時中光線にさらされたのではたまらないでしょう。とりわけ動けない植物には過酷です。いずれ植物を夜間照明することが、いかに残酷であったかが分かるに違いない。そんなことを考えながら円山公園を去り、祇園の石段下から高瀬川の方へと進み、銭湯で身体を温めたり清めたりした上で酒宴に移りました。

 帰宅して、水をがぶ飲みしましたが、「うまいなあ」と思いました。実は2カ月前に、わが家にすればとても贅沢な買物をしています。これまでの浄水器に替えて、特別な浄水器を買い求めたのです。友に「これだ」とおもう浄水器を教えられ、吟味をした上で買い求め、実験を重ねているところです。要は、これまでの浄水器では取り除けなかった農薬やダイオキシン、ヒ素、水銀、カドミウムとかイオン化したアルミニウムや鉛なども取り除く浄水器です。

 本当に身体によい水とはどのような水か、と長年考えてきました。わが家の犬やご近所の常寂光寺のネコは、水道水より雨水を好みます。庭のあちこちにクワイやハスを植えた幾つもの水鉢を配していますが、愛犬はそれらの水鉢の雨水を水道水よりも好んで飲みます。犬にはボウルやバケツなどに入れた水道水を与えていますが、可能な限り水鉢の水を飲みます。水鉢にはボウフラがわかないようにメダカや金魚を棲まわせ、濁らないように小型のタニシを入れたり水草を植えたりしています。その浮き草が舌に絡みつきそうだし金魚やメダカのウンコなども混じっているわけですが、その水の方がお好みです。水道水のカルキ臭が気になるのでしょうか。

 考えてみれば、私たち家族も、空気に関していえば愛犬と同じ選択をしていました。排ガスなどの臭いを恐れて田舎住まいを好み、花の香りやフィトンチッドなど植物の精だけでなく、蝶や蛾の隣粉や性フェロモンとか、気化した蝉のおしっことかスギ花粉などが混じった空気を吸ってきました。それも有効であったようで、家族は医者知らずですし、両親は共にぼけることもなく、身体的にも母が妻の介助を少し受けただけで、共に享年93歳まで元気でした。

 人類が長年にわたって触れてきた水や空気が心身に一番よいはずですが、問題は近代科学が振りまいたり生み出したりした重金属や化学物質にありそうです。そう思ってウイルスや合成着色剤だけでなく、化学物質や重金属まで取り除く浄水器「Pur Eau」を買い求め、効果の程を確かめている最中です。大量の水を持ってゆけない宇宙船も、この逆浸透方式の還元水生成装置を積み込んでいます。お客さんのなかに「飲みやすい水だ」と気付いてくださる方が増えています。

 今週の庭仕事は、割り木を薪小屋に運び込んだり、次々と花を咲かせ始めた野草の除草や枯れ草の刈り取りに追われたりしています。山菜の季節ですが、カンゾウはぬたに、コゴミ、ワラビ、ツクシは花見弁当に、タラは天ぷらに生かしました。この間に、ある環境問題に真摯に取り組む機関紙の取材を受けたり、常寂光寺のご住職を訪ねて歓談したり、友にもらったシャクナゲが咲きましたからその鉢植えをつくった母親同伴で訪ねてもらったり、一泊出張に出かけたりしています。これから日曜日にかけて「モクモク手作りファーム」を訪ね、アイトワ塾の合宿です。


2ヶ月前に設置した宇宙船が採用している方式の浄水器、逆浸透方式の還元水生成装置です。フル回転で水道水を浄化すれば、水道水に含まれる異物の量にも関係しますが、3年に1度ほどフィルターの取替えを要するようです。
この装置で得られた水と、水道水やミネラルウォーターとの比較実験をしたところ、水道水は言うに及ばず、ミネラルウォーターにも様々な物質が含まれていることが分かりました。問題は水に含まれている様々な物質がすべて悪とはいえないことです。
  愛犬はどの水をお好みか。いつもの自然水(雨水と雨水を土が濾過した水)を入れた青い鉢の手前に、スープ皿に注いだ「Pur Eau」の水、水道水、そして自然水を並べ、どれを好むのか確かめています。皿の置く順番やイヌを替えて確かめようと思っています。
  切花は「Pur Eau」の水に生けたときが一番長持ちするようですが、置き場所や花の種類を変えて確かめているところで、まだ明言は避けたいと思います。
今年も遅ればせでしたがゼンマイの土手の掃除をしました。枯れ草や笹などを刈り取ったわけです。土手の下にあるビオトープはセリ畑でもあり、ワサビやクロバナヒキモドシなども植えています。

 

わたし好みの花壇。新に買い求めて植えた球根のチューリップが中ほどで芽を出しています。すでに咲き始めたり、蕾を上げたりしているチューリップは、昨年もしくは一昨年花を咲かせた球根が花をつけたものです。奥のプランターにはフユシラズが咲いていますが、種を落とさせようとしているところです。
小鳥の糞から芽生え、今年も花を咲かせたユキモチソウ。思わぬところで思わぬ植物が芽生え,たくましく育ち、花をつけ、種を結び、小鳥などに次の新たな場所へと運ばせます。