タビラコ

 

  (田平子、春の七草のホトケノザ)ではないか、と見まがう野草を庭の随所で見つけたのですが、オニタビラコ@でした。実は、以前に岐阜から幾本ものタビラコを持参してもらった女性に触れましたが、彼女はタビラコだけでなくオニタビラコも持参してくれました。そのときに、妻はタビラコは正式にはコオニタビラコと呼ぶ、ということも教えてもらっていたようですが、私は詳しく説明を受ける時間がなく、その見分け方まで伺えませんでした。このたび、オニタビラコは乾燥気味の土地を好み、花びらの付け根や花の軸に毛が生えている、と知りました。コオニタビラコ(写真Aの手前。帽子の下に、このたび秋田から送ってもらったワサビを2株植えました)は、湿った土地を好み、毛が生えていません。しかし、ともにキク科の植物で食することが出来ると知ったところで納得したのですが、新たな疑問が生じました。

 なぜタビラコ(田平子)とオニタビラコ(鬼田平子)ではなくて、オニタビラコ(鬼田平子)とコオニタビラコ(小鬼田平子)なのか。つまり、湿地を好む方にまず「田平子」と名付け、そのあとでよく似ているが毛が生えた植物に鬼田平子と命名した、というなら分かるのですが、なぜ乾燥気味の土地を好む方に鬼田平子と名付け、その後でつけたような名称小鬼田平子が生まれたのか、疑問です。


 
オニタビラコ@ コオニタビラコA