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アイトワ循環図

キイチゴまでもらった 07/06/24

 嬉しい来客と予期せぬいただきモノが重なり、忘れがたい週初めになりました。日曜日の午前中はアイトワ塾生の一人を迎えて定例の作業に当たったのですが、それにあわせて訪ねてもらった午後一番の来客と、妻が20年来の常連客からいただいた苺の苗木は、ともに忘れがたい思い出になりそうです。山で見つけたといって掘り出して来てもらったそうです。

 2年前に特別講義に出かけた学校がありましたが、「もう一度聴きたい」との声を上げた学生があり、その場を学園祭で用意してくれたことがありました。今は社会人となったその女性が「アイトワ塾に入りたい」といって訪ねてくれたのです。アイトワ塾の入塾は、塾生が決め、私は追認する立場ですから、定例作業のために来てもらった塾生にあとは委ね、私はラッキョの掘り出しに当たりました。その最中に妻の念願であった「キイチゴ」の苗木をいただいたのです。当初は夫婦で、その後は父子で訪ねてもらっているおみやげをよくいただく常連客ですが、金太は子犬のときからこの父子に遠出に誘ってもらっています。そのお子さんはすでに14〜15歳です。

 月曜日は予報に反して朝から雨でした。午後1時に来客の予定がありましたから雨をついて周回路の整備をしましたが、その間に予期せぬ贈り物が2つもありました。過日姫路からお迎えしたご夫婦からの蜜蝋と、2年ほど前にお茶を愛好する仲間の例会の場にアイトワが選ばれましたが、それが縁の贈り物で、新茶でした。予定していた来客は拙著をほとんど読んだという人でしたが2時になっても現れず、しかも小雨になっていましたから2度目のインゲンマメの定植作業に手をつけました。できれば前日の間に植え替えておきたかったポットで育てた苗です。結局来客は3時になったのですが、かつてパタゴニア社に勤めていたという人だけに、エコライフガーデンを興味本位で訪ねてはいけないということに気付いてもらえたようで、ありがたく感じました。

 大仕事が出来た1週間になりました。妻に誘われて2人で手をつけた旧玄関前の手入れと、1人で片付けた金太の周辺の整備ですが、それぞれ1日を割いています。旧玄関前では梅の大胆な剪定もし、様子を一変させました。金太の側は、除草から手をつけたのですが、ナンジャモンジャの木を日陰にしていた枝垂れ桜の剪定などにも手を広げてしまい、ここでも様子を一変させています。背丈ほどになっていたイラクサやコンフリーを刈り取ったりしたからです。金曜日は幸いなことに雨になり、鉢植えの水やりの手間も省けましたから、骨休めをしています。

 この間に思い出深い夜が3回もありました。2人で夜なべ仕事に一輪車一杯分のラッキョの整理を選び4kも洗い上げた火曜日。最寄りに住んでいるアイトワ塾生に誘われて清滝までホタルを見に出かけた木曜日。その帰途嵯峨御所大覚寺にも案内してもらい境内を流れる清流でホタルを眺めています。歩いて15分の大覚寺や車で15分の清滝でホタルが元気にしていたことを知り、なぜかむしょうに嬉しくなっています。清滝では川で泳ぐ子がまだ大勢いるとか。

 20日からアイトワは夏休みに入っています。妻が人形の創作に充てるための休暇ですが、庭仕事だけだなく、ラッキョとか梅など1年分の仕込み作業にも精を出します。このところ断続的に雨があったおかげで筍が何本か出ました。だから佃煮にして親しい人にお裾分けもしました。ウコギの剪定もしましたが、今年最後のウコギ飯も楽しんでいます。今年最初の浅漬けも味わいました。妻の友からもらったキュウリとナスです。もうすぐわが家でもキュウリが取れそうです。

 最近は年金問題でガッカリさせられている日本ですが、今週もがっかりさせられる記事に接しています。根はすべて同じところにあります。早く戦時体制から脱皮し。国民のための国家になり、国民のために美しい国と誇れるようになってほしいものです。



妻が希望する場所に植えつけたキイチゴ。黄色い実がつくから黄苺か、潅木が実らせる苺だから木苺なのかは分かりません。妻は中学生になるまで暮らした田舎で味わったこの苺の味を、これまでにしばしば思い出して「美味しかった」と聞かされてきました。
蜜蝋には2冊の本と手延べそうめんが添えられていました。庭に来る日本ミツバチを巣箱に住まわせるようにしたいと願ってから幾年かが過ぎました。このご夫婦には巣箱を据えつけたく思っている場所を見てもらっています。
この新茶には初めて知る情報が伴っていました。かつて宇治では旧暦の4月1日に葉を摘み、5月5日(新暦のその日は、今年は6月19日)から飲み始めていたとか。2年ほど前に1度訪ねてもらった人からの予期せぬ贈り物でしたが、18日に届き、19日に味あわせていただきました。
  2度目のインゲンマメ(三度豆)です。予報では午後から雨となっていましたから、午前中にポットから畑に植え替える予定でした。この蒸し暑い半日の遅れがさらに徒長させてしまいました。植物にも配慮すべきタイミングがありますから、物言わぬだけにそれを疎かにはしたくないものです。
10本余の苗を植えつけたキャベツの最後の1つを収穫しました。無農薬で育てますから、多くは青虫に食われたり病気にやられたりして収穫できませんでした。だが、青菜に事欠くこの時期に、こうした立派なキャベツが3つも取れました。なんとも美味しい。もちろん青虫にやられた分も、良いところ取りをして食卓に載せました。

漬け込んだラッキョと梅です。梅は梅酒と蜂蜜漬けとドレッシングに使う甘酢漬けに。梅の剪定は、実の収穫がきっかけで始まりました。2年ほど放置してありましたから好きなように枝を伸ばし、9キロもの実がとれました。大剪定をしましたから向こう2年はほぼ実をつけないことでしょう。
久しぶりでコノハチョウが飛び込んできました。自然界ではとても見つけにくい蝶です。