「使い捨て時代を考える会」が主催、安全農産供給センターが共済した講演会で、講師としてビル・トッテンさんを招いていました。「使い捨て時代を考える会」は1973年に結成されており、1000人の会員を擁していました。1973年といえば、オイルショックの年であり、アイトワを誕生させることになるコンセプトを私に構想させた年です。
この会の代表理事の1人は、「アメリカを愛してやまない人がどうして母国アメリカを捨てなければならなかったのか」とのくだりを含んだ挨拶をされましたが、私にはなぜかビル・トッテンさんだけでなくそう挨拶された人の心境までとてもよく理解できたように感じさせられました。
かつて小泉さんが、アメリカのイラク攻撃の尻馬に乗った時に、レバノン特命大使だった天木直人さんが「アメリカのイラク攻撃は歴史的誤り」と叫び、それを支持した小泉首相を批判して外務省を解雇され、『さらば外務省』を出版しました。それを読んだ時の同氏に対して抱いた心境を思い出させられました。日本は真面目な顔をして日本を食い物にする人をのさばらせる傾向にあるようですが、アメリカにも似たところがあり、その典型はブッシュだったのでしょう。
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