会社人間−会社=0

 

 会社人間−会社=0、ではなくて人間が残る「会社人間−会社=人間」にしなければいけないと訴えました。現実に、昨今は企業などの幹部がTV画面によく現れ、謝罪している場面をしばしば目にしますが、そうした会社は必ず「会社人間−会社=0」になっていた、と考えてよいと思います。もし人間が残るようにしていたら、個人の良識に従って事前に警告を発する人を次々と現わさせ、問題を未然に解消できるに決まっています。

 それはともかく、このたび会社人間−会社=0の方程式を引用したわけですが、この方程式には新な生かし方があったことを教えられました。さすがは優秀な人材を擁する会社は違うなあ、こんな私を呼んでくださる会社は違うなあ、と感心させられました。

 この方程式は日本マクドナルドのソフトウエアー子会社に招かれ、その入口にかかっていた「勝てば官軍」という色紙(03年12月28日の当週記で紹介)を見た折に用いたのをはじめに、今日まで幾度も用いてきましたが、このたびのように異なる生かし方があったことを教えられたのは初めてです。思わず膝を打ってしまいました。それは、次のような「会社は残る」方程式でした。

 会社人間−人間=会社