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アイトワ循環図

冬野菜の準備真っ盛り  07/09/23

 冬野菜の準備が着々と進んでいます。先々週、直蒔きした小松菜の畝では間引き菜を収穫しました。大根はちょうど良い具合に発芽し、カイワレでは間引かなくても良さそうです。菜花の発芽はむらになりましたから、密生した部分の苗を芽生えなかった部分に移植しました。苗床に蒔いた壬生菜、水菜、白菜も順調に育ち、まず白菜の苗を本植えしました。残る2種は来週に本植えします。先週直蒔きしたコカブも見事に出そろいましたから近く間引きます。

 今週は人参とコウシンダイコン、そしてホウレンソウの種を直蒔きしました。雨が降りませんから、乾燥を嫌う人参などには水やりを怠れません。ホウレンソウはゴーヤの畝の跡に蒔いたのですが、勝手にゴーヤの種が落ちていたようで次々と芽吹きます。抜き取るとモヤシのようですからみそ汁の具に生かしています。人参を蒔いたところは、それまでは枝豆の畝でしたが、来年から枝豆は作りません。日照時間が短い畑では、無農薬ではうまく育てられそうにありません。逆に、ナスビは来夏も育てようと思っています。過日切り返したナスビも期待通りに育っています。遅ればせに蒔いたトウモロコシが収穫期に入り、ビールのあてになっています。

 蒸し暑い日が続きます。シャツが汗ですぐにぐっしょりになりますから、毎日2枚も3枚も取り替えています。幾年か前の夏から、首に濡れタオルを巻くようになりましたが、今夏も続けています。今は、アイトワ塾生にもらった日本手ぬぐい状の絹地を巻いていますが、好調です。加齢によって弱くなった肌を守り、汗疹に悩まされずに済ませています。地下足袋もありがたい。加齢によるバランス感覚の欠如を補い、狭い畝間の道をよろけずに歩いています。

 庭掃除にも時間を割きました。稲科の草が穂を出す時期ですから、減らしたい草は目の敵のようにして抜き去っています。樹木が次第に大きくなりますから、日陰になった灌木を取り去ったり日陰を作る高木の枝をさばいたりしました。庭仕事の他に、今週も楽しいことが重なりました。その第一は、週の初めの来客でした。スイスから東京に一時帰国中の妻の友を歓迎しました。妻には人形教室の予定が、私にも2つの来客予定がありましたから、おもてなしの押しつけになりましたが、なんとか許されたようです。まず早朝に訪ねていただき3人で朝食を楽しみ、後は私の話し相手、一人での散歩、妻との昼食、そしてまた私の話し相手といった具合でした。この間に、京都の友の一人が近く結婚する息子連れで訪ねてくれましたが、反抗期に会って以来でしたがとても明るくて頼もしそうな青年になっていました。

 アイトワ塾は通常の塾に加え、恒例のバーベキューの夕べもありました。その前に少し時間をもうけ、雲南旅行の報告をしました。バーベキューでは、塾生の子どもの中で最初に結婚した娘の相手が調理人でしたから願ってもないことになりました。その夜は、大阪から通う塾生に泊まってもらい、2時過ぎまで妻と3人で二次会でした。他に、楽しい交信にも恵まれました。10月下旬に舞鶴を再訪しますが、その下調べを頼んでいた友から次々と興味深い情報を届けてもらえたのです。他にも、かつて仕事で知り合った青年や、雲南旅行で出会った中国人院生から「訪ねたい」との知らせがありました。また、休塾中の塾生のお嬢さんがイタリヤからバカンスで帰っていますが、とても恵まれた仕事場であったことが伝わってきています

 週末の夕食は友に誘われ、すばらしい国際料理を妻と2人でごちそうになりました。フランスで修行し、独創的なもてなしをするレストランです。修行中の息子もすばらしい。ブルーマー55という命名のいわれや「これぐらいの予算で」と頼めるところも感心しました。これぞ職人と呼べる調理人、と断言して良いのではないでしょうか。かく1週間が終わりました。


適度な間隔で芽が出たコウシンダイコン。大根類は種が大きいので蒔きやすいのですが、発芽率が悪い種とか、コオロギに種を食べられたりすると、惨めな歯抜けになります。かといって密に蒔きすぎると、日当たりが悪くなり、モヤシのように徒長させてしまいます。
切り返したナスビ。順調に育っています。これまで長年にわたってナスビを作らずに来ましたから、ナスビをねらう昆虫がたまたま居なくなっていたからうまくいったのかもしれません。今年のナスビがその虫(テントウムシの一種)を呼び寄せ、卵を産ませていたらどうしよう、と少し不安に思っています。
ゴーヤのモヤシ。ゴーヤの収穫が終わった跡をホウレンソウの畝に仕立て直しましたが、土に深く埋もれたゴーヤの種が芽吹きモヤシのようになったわけです。ほろ苦くて美味でしたから思わずニンマリしてしまいました。これも家庭菜園の良さの一つだ、と思います。
バーベキューの夕べ。その3日後に通常の勉強会があったのですが、調理人である塾生の娘婿が「忘年会にも参加して腕をふるってやろう」と言ってくれた、と知らされました。
嬉しくなる冊子も届きました。子育てに1年半専念していた友から元気の知らせでした。どうやら大自然を対象にした仕事に力を入れようとしているようです。
地植えのダチュラの花が最盛期に入りました。これからは鉢植えをやめ、すべて地植えに切り替えます。冬には枯れてしまいますが根が生き残り、次第に立派な花を咲かせるようになります。
週の半ばから曼珠沙華が一斉につぼみをもたげ、週末から咲き始めました。