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未来は今日の延長線上にはない  07/12/16

 とても嬉しいことがありました。かつて2年間にわたって企業のコンセプトづくりをお手伝いした企業がありますが、その社長との会食でした。企業コンセプトを定めただけでなく3カ年計画も策定しています。その売上金額と利益率がともに目標を達成し、おかげで決算ボーナスも出せましたといって、その喜びを共有するために京都まで訪ねてくださったわけです。

 先代社長を亡くすという予期せぬ事態に遭遇され、唐突に社長を引き継がざるを得ない立場に置かれた人ですが、赤字を埋め、内部留保を蓄えるまでになったとのこと。私はプロジェクトチームを与えてもらい、企業のあるべき姿を考えあい、尊守するに値すると社員が信じる企業コンセプト案を策定し、社長の承認を得ただけですが、環境も良かったのだと思います。老舗の企業が次々と逆のことをして失態をさらけ出しましたが、他山の石に出来たのでしょう。

 ある大学の呼びかけに応じ、20数名の多様な人と触れあう集いに参加する機会を与えられました。独自の事業計画を策定し、その可能性などを見定めあう集会にでした。子育て中の女性が幾人か混じっていましたし、企業や公共機関に勤めながらより仕事に創造的に取り組もうと願って集った人もいました。それぞれの立ち位置は異なっていましたが、皆さんがとても向学心に溢れていることに気付かされ、とても心を打たれました。

 しかし、そのほとんどの人が、今日の社会のありようがそのまま続くものと信じて疑わない意識の持ち主、と見受けました。来春にでも、この人たちの中の希望者にアイトワに集ってもらい、私の歩んできた道のりと、その意図や構想などを紹介させてもらうことになりそうです。丁寧に社会の現象を精査したり、そこで生じている兆しを見いだそうとしたりする好奇心ぐらいはかき立てて引き揚げてもらおうと考えており、とても楽しみにしています。

 梅雨のような雨がちの1週間になりました。だから、あまり庭仕事には時間を割けませんでした。そのかわりに、背中が痛くなるほど原稿造りには取り組めました。ほぼ次の本に盛り込みたいところは文字にすることが出来ました。お正月は編集者の力を借りて取捨選択に取り組めるようにしたく思っています。要は、時代がどのように変わろうが、むしろそれをチャンスと見ていたかのように立ち向かい、楽しく生きようとする人のことを考えています。その参考にしてもらえるような内容に絞りたく思っています。未来は今日の延長線上にはない。

 ハクモクレンの葉がほとんど落ちましたから、おおざっぱにかき取りました。なんと1立方mほどの残滓が入る庭掃除用の袋に、5杯分もありました。これからは毎年2〜3杯分ほどの落ち葉が増えるのではないかと思うほどの成長期に入ったようです。もちろんハクモクレンの周囲には、沙羅、姫コブシ、ナツメ、自然生えの2本のエコノキなどがありますから、10年もすれば夏はうっそうとした一角になるでしょう。下にある円卓状の植え込みはすべて取り除き、落葉した木陰で小さな落ち葉焚きをする朝が続くようになるのかもしれません。

 トチュウ(杜仲茶)が生えている一角を大幅に刈り込みました。グミやアジサイの大剪定です。その残滓だけで囲炉裏場は埋め尽くされましたが、雨がちの日が続き、まだ燃せていません。暮れの30日の注連縄造りの日までにきれいにしておきたい。義妹からタマネギの苗をもらいましたから植え付けました。なんと120本もありましたから2カ所に分けて植えました。その返しに、ヤーコンと2株のコイモを掘りだして進呈しました。ついでに水菜などの野菜も収穫し、富柿や蜜柑もそえて北国の幾人かの友達に送りました。もはや雪に埋まっているころではないでしょうか。新鮮な野菜を存分に味わってもらいたい。

 

腐葉土小屋は落ち葉で半分ぐらい埋まりました。晩秋の落ち葉だけでいっぱいになりますが、すぐに半分ぐらいに縮みます。その上に夏の常緑樹の落ち葉を積み足してまたいっぱいにしますが、ついには4分の1ぐらいの嵩になります。
冬野菜をたくさん摂取しています。これは品種名「小松菜」ですが、わが家では大松菜と呼んでおり、2〜3枚の葉をかきとってお総菜に生かします。
久しぶりでタマネギの苗を植え付けました。今年はナスビの苗も義妹夫婦からもらい、久しぶりで夏野菜として育て、大成功しました。タマネギでも上手くいって欲しいと願っています。
杜仲茶をボンボロボンに剪定しました。その周辺のグミとハコネウツギと樫は半分の嵩に、アジサイは根元まで刈り込みました。
剪定の残滓がこんなに溜まりました。カラッと乾いた頃合いを見計らって燃したく思っています。とりわけグミはトゲがありますし、枝振りがひねくれていますから、燃して灰にするのに一苦労です。
 
この1年をかけて4カ所で定点観測しましたが、来年はもっと正確に撮りたいと思います。今年は、冬から始め、狙いを定めたところ(建物を選んだ)が不適切であったことを思い知らされています。夏になれば建物が木陰になって見えなくなったからです。
 
週末に泊まりがけで迎えた青年がいます。人生相談でした。土産にご母堂が焼かれたシフォンケーキも添えてもらいました。