記念の庭仕事

 

  私は、わが家に逗留する人がいるときに、なるべく思い出になる仕事をするようにしています。このたびは、母屋の玄関脇に、シャクナゲを移植しました。このシャクナゲは、毎日曜日のルーティンワークで訪ねてもらう友にもらった鉢植えです。その友のご母堂が鉢に根付かされた1本で、母屋の玄関先に置いて、毎年のように咲く花を愛でてきました。これまでに1度、このご母堂に訪ねてもらい、大きな鉢に植え替えてもらいましたが、過日そのご母堂に来て見てもらったところ、ぼつぼつ庭に下ろしてはどうかと勧められたのです。

 そこで、母屋の玄関脇に下ろすことにしたのですが、そこには植えてから40年は過ぎた南天、ウツギ、ヒサガキなどが茂っていました(左)。だから今日まで手を付けず仕舞いになっていたのです。ジェニーの投宿がその気にさせたのです。茂っていた木を掘り起こし、シャクナゲが好むように整地し、植え付けたわけです。シャクナゲは水はけの良さを好みますから、深く穴を掘って、石ころなどを詰める作業を伴いました。その仕上がった様子(右)を見て、「お母さんは大喜びでしょう」と妻は語りました。亡き母はシャクナゲが大好きだったのです。