遮光対策や渇水対策

 

 渇水期であることを自然から感じ取りやすくするために風蘭を育てています。最近スモモの幹に貼り付けた風蘭がやっと根付き@、このたび花を咲かせたと言って喜んだのもつかの間です。これからは枯れないかと心配しながら眺めることになりそうです。

 井戸枠水槽の水位が下がり始めたわけです。そこで、水道の蛇口がある台所や洗面所など、あらゆるところにバケツを配置し、排水を溜めはじめました。土を汚すものが入っていない限り、捨てずに溜めて、庭にまく準備です。米のとぎ汁や汗をぬぐったタオルをゆすいだ水などは、植物はむしろ歓迎です。合成洗剤を使った水は下水道に流し、石鹸をつかった水は溜めます。

 遮光対策は久しぶりです。広縁の天窓に葦簀Aを入れ、居間の縁先に簾Bをつるし、温室には遮光シートを張りました。それというのは、日に3度も鉢植え植物に水をやっても間に合わず、ギボウシC蔦DコイモEなどが次々と日焼けし始めたからです。

 何年ぶりかで葦簀を取り出し、広縁の天窓の下にはめ込みながら「どうなってるんだ」と、心の中で叫びました。昨年までは、スモモの木陰だけで十分涼しかったのですが、この夏は差し込む木漏れ日が射すように熱く感じられ、とうていこの下で昼寝をする気になれなかったのです。葦簀をはめ込み、やっと涼しげになりました。

 

風蘭がやっと根付き@ 天窓に葦簀A
縁先に簾B ギボウシC
蔦D コイモE