起床時の洗面方式は、まだ完全に旧に復していません。早朝のマスクにくわえて、力仕事も控えています。筋肉を徐々に鍛えなおさなければいけない、と思い知らされることがあったからです。それは日曜日の夕刻でした。
2週間前までは気安く持ち運んでいた10kgばかりのポリタンクを、ひょいと片手で持ち上げて身を翻した拍子に、その荷の重さに振り回されて転倒し、おもわず噴出してしまいました。
また、風呂焚きぐらいは出来るのに、させてもらっていません。2週間ぶりの風呂でしたが、妻は焚かせてくれません。こうした妻流のやり方を、今の子どもはどう見るのでしょうか。それを母の愛情とみるとしたら、困ったものです。
余談ですが、私の母もそうした人でした。ですから、後年「母親はもったいないけどだましよい」との川柳を知ったときに、私は膝を打ちました。とはいえ、母を亡くし、年月が過ぎるたびに母の方が懐かしくなっています。雷親父の愛は、血肉にはなっても、思い出したい思い出にはならないようです。近頃は雷親父が減ったように思います。
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