アイトワのホームページ
アイトワ循環図
グループツアーが始まった 09/04/05

 来客で明け、来客でくれたような1週間でした。その数なんと56人です。といっても、1件で46人というグループが含まれていました。多くの方に、満開のスモモの白い花を見ていただきました。桜はソメイヨシノが3部咲き、自慢の紅枝垂れはチラホラです。ムサシアブミが葉を広げ始め、イチリンソウやヒトリシズカが咲き始めていますが、これらに気付いた人は少ないようです。

 まず週初めの3人のご家族から始まり、週末は2人連れの女性でした。前者は有名な教育関係者で、後者はアパレル時代の元秘書嬢とその友人です。この間に、団体の他に、3件の来訪があったわけです。ある機関誌で世話になっているお2人、角倉了以プロジェクトがらみで1年前から付き合い始めた人、もうお1人は雑誌のライター、そして残る1人は華道の権威者でした。

 予告なしに立ち寄ってもらった元秘書嬢と華道の権威者を除くと、いずれもたっぷりと時間を割くことになっていた用向きでした。その上に、水曜日は野暮用で大阪に出かけ、木曜日と土曜日は終日しぐれました。ですから庭仕事は、延べ2日を割いた庭掃除の他は、短い1畝を耕した程度です。短い1畝を耕し、春菊と20日大根の種をまいたのです。20日大根は、まき直しです。過日まいた種は芽を出したのですが、うまく成長しないものと見ました。ですからその畝にインゲンマメの苗を植えたのです。2週間ほどすれば、この判断の適否が明らかになるでしょう。庭掃除には念を入れました。見学者にめぐっていただく道筋の掃除だけでなく、除草に念を入れたのです。2つの講義の準備にも精を出しました。庭に出られない雨の日と晴天であれ半日は、この作業に割きました。いよいよ4月第2週から始まりますが、ほぼ見通しが立ちました。

 このところ日が長くなり、6時半まで明るくなりました。ですから、午後から出た日は、居間に戻るのはいつも7時近くになります。とはいえまだ端境期のパターンです。つまり、冬型と夏型の端境期で、日差しに左右されています。朝から日差しが強く、暖かそうであれば、朝食後すぐに飛び出します。寒空でも、雨が降っていなければ午後は庭に出ます。さもないと体がほぐれません。なぜなら、このところ、屋内ではほとんどパソコンの前に陣取っているからです。

 嬉しい贈り物にも恵まれました。とりわけ週初めのお菓子と週央のリンゴです。お菓子は出来立てで、週初めの来客の前で開きました。お嬢さん連れであったからです。とても美味しいだけでなく、その美しさと楽しさに感激してもらえたようです。リンゴは例の自然栽培で有名になったリンゴでした。青リンゴの王林がここまでなんとか食べられる状態を保つことを知りました。この2つの贈り物には、『エコトピアだより』に関する感想が添えられていました。

 とても嬉しい知らせもありました。アイトワの名称を群馬県で用いてくださる一件が決定したのです。2年ほど前に、たまたま我が家の前を通りかかった人に中に入っていただけたのがきっかけです。その人は、教育委員会から委嘱された案件「適応指導教室」の室長でした。アイトワの理念と雰囲気に関心を示していただき、自身が展開されている「活動の名称」に使わせてほしい、と要望されたのです。こうした教室の名称に生かされることをとても光栄に思いますし、なぜか私たちも頑張らなくちゃ、との心境にされられました。

 このように今週はトピックスにしたくなる案件が多かったのですが、ハイライトは46人ものグループ見学ツアーでした。庭の見学、アイトワ特製の昼食、そしてスピーチとディスカッションのためにアイトワで5時間も過ごしてもらえました。受け入れた私たちにとっても感激でした。多くの人に「とても意義な1日でした」と声をかけてもらえたからです。『エコトピアだより』をたくさん買い求めていただきました。来週の来客には山桜を見ていただけると良いのですが。
 
桜をテーマにしたお菓子。思わぬ贈り物が、思わぬタイミングで届きました。仙太郎の先代社長は長年の友です。幾種もの菓子が、桜をテーマにして工夫されていました。優しい味わいに来客の皆さんは大喜びでした。

46人の見学者。雑誌「いきいき」の募集に応じた人たちで、これが3回目です。初回のグループは天竜寺などの見学を組み込んでいたのですが、アイトワだけに絞り込んだほうが、との意見が多く、ついにそうなりました。遠方から日帰り旅行をされる参加者もあり、少し心配したのですが、もっと滞在時間を延ばしてほしい、との意見さえありました。

ゴボウ。アイトワ特製の昼食に用いました。コゴミやツクシなどの山菜、自生している三つ葉など、庭の作物をふんだんに生かしました。ゴボウは、砂地ではないのでうまく掘り出せません。いつも半分以上を畑に残してしまいます。

ヒメオドリコソウが盛りで、シラユキゲシが咲き始めました。前者は、ケンの小屋の周辺と奥庭を自生地にしています。その種があちらこちらに飛び、毎年時間をかけて抜いています。後者は、商社時代の仲間に贈ってもらった枝垂れ梅の下で自生していますが、木が次第に大きくなって日当たりが悪くなり、元気がありません。別にもう1箇所、自生地を与えようと思っています。

ありがたい手紙とともに届いたリンゴ。卵を使っていないクッキーも入っていました。卵アレルギーの人にはありがたいクッキーでしょう。

薪作りの下準備もしました。左からカリンの徒長枝、エノキの枝、油分が抜けた竹など。いずれも風呂焚きに用います。これだけをナタやノコギリで薪にするのに半日を要しそうです。そして、よく乾かせば、近頃の気温なら20日ほど風呂を焚けるのではないでしょうか。

好天の日は、ハッピーの昼寝の日です。私も、85歳を過ぎてもなお生きていたら、ハッピー (あと7〜8年の命でしょう) を思い出しながら昼寝をしようと考えています。そしてコロリと死ぬ日を迎えたく思っています。それまでに世界は、食料パニックを体験していることでしょう。そのときに、慌てふためく人たちに、希望を抱くヒントを提供したく思っています。