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鳥のようすが少し変だ 09/06/21

 ホトトギスが週初めから庭に来て、朝早くから夕刻まで盛んにさえずっていますが、このようなことは初めてだと思います。少なくとも、庭で1週間連続してさえずったのは初めてです。喜んでよいのか悲しむべきことか私には分かりませんが、声が少し大きすぎて、これまでのように『特許許可局』とか『テッペン禿げたか』とさえずっているようには聞こえません。アイトワ塾が木曜日の夜にあったのですが、そう鳴いているとは塾生たちにも聞こえなかったようで、「これってホトトギスですね」とか「うるさいぐらいですね」との感想が聞かれました。

 「やはり異常でしょうね」との塾生の声に、「そうでしょうね」と応えました。そういわれてみれば、かつて雉やヤマドリが庭に来て闊歩していたことなどすっかり忘れていましたし、コジュケイの姿をここ数年見ていません。それまでは庭をまるで鶏かのように駆け巡り、時々バタバタっと飛び立って木の枝にとまり、けたたましい声で鳴いたものです。そして、「また一羽減ったね」と雛の数が減ることを心配したものです。逆に、数年前から、夜分に遠くで、「ホホー」「ホホー」と鳴くフクロウの声を聞くようになっています。

 ポッポに恋人が出来たようです。木曜日に気付きました。草抜きをする私のそばに2羽で来て、盛んに大根の種をついばんでいました。そうと妻に告げると、ポッポの羽の色を心配していた妻は大喜びでした。2年ほど前からわが家の庭を縄張りにしたポッポは、ズーッと1羽で過ごしていました。羽の色が一般的なキジバトの茶色ではなく灰色の濃淡ですから、恋人が出来ないのではないかと2人で心配していたのです。連れてきた恋人は茶色い羽です。

 今週のメインイベントは、琵琶湖めぐりでした。先週と違って今回は、仲の良い4夫婦で出かけました。その上に、妻は琵琶湖は初めてだし、浮御堂を水陸両側から楽しめたものですから上機嫌の連続でした。昼食時にこれほど美酒を楽しんだのも初めてではないでしょうか。ただし、今回初めて訪れた佐川美術館にはがっかりしました。特にこけおどしのような建物だし、収蔵品も貧相でした。Raku Kichizaemon には違和感さえを覚えました。過日訪れた大塚美術館と違ってなんらの存在意義を見いだせなかったのです。きっと歴史が確かな答えを出させることでしょう。

 庭仕事では、ホウセンカを移植し、先週末に耕したホウレンソウの畝の跡にオクラ、ハナオクラ、そしてセロリの苗を下ろしました。また、スナップエンドウの跡を耕して、残っていたキュウリやセロリの苗を下ろしました。ホウセンカは、トウガラシの畝などに自然生えした苗を掘り起こし、2週間前に1人の社会人と6人の学生の助っ人に日当たりを良くしてもらった部分に植え直したものです。この部分はホウセンカの他に、ハナダイコン、ミヤコワスレ、ケシなどが自生するようにしたく思っています。すでにケシの種をばらまきましたし、近いうちにハナダイコンの種を収穫してまきたく思っています。収穫では、週末からキュウリをとり始めています。

 今週は3人の学生が助っ人になってくれました。午前中は柑橘類の下の草刈りをたのみました。上手に刈ってくれたのですが、達成感に乏しかったようです。そこで、午後は残っていた枯れ竹を切り取ってもらいました。2度目ということもあってとても手早く、見事な出来栄えでした。ちょうど真竹の筍が出る時期ですから、ご褒美のごとく、お土産に持ち帰ってもらいました。

 今、7月22日に生じる日食に合わせて、アイトワの庭で1週間にわたって太陽の写真展を開く計画を進めています。岡部達平さんが廃材を用いて手作りしたピンホールカメラでとらえた太陽の姿を紹介します。これが太陽の真の姿であろうと私は思っています。彼は地球にとって唯一のインプットは太陽の恵みだ私から聴いて、太陽に対する感謝の気持ちを倍化させたようです。

 
定期便の100人余が乗り込める船でしたが、なんと乗客は私たち4夫婦8人だけで、なんとも愉快な船旅になりました。水陸両側から同日に浮御堂を楽しんだのはこれが初めてです。また、昼食で、美酒をこんなに味わったのも初めてではないかと思います。


@

A

B
大根の種を収穫し@、残りを小鳥の餌として蔓野菜の支柱にぶら下げたり畝の間に敷いておいたりしましたA。おもえば、これだけの大根を犠牲にしてB、その花芽を味わったことになります。


マンダラゲ

ササユリ

栽培種のユリ
ササユリに次いで、栽培種のユリが咲き始めました。また、八重のドクダミ、マンダラゲ、柏葉アジサイなども咲いています。

夕刻になると「ホホー」「ホホー」と鳴くのはこの「」でしょうか。「庭宇宙パートU」でカワセミの写真を使わせていただいた三崎美夫さんにいただいた写真です。


土曜日の朝食からキュウリが加わりました。今年は、種から育てた分(長いほうの、4葉キュウリ)の成長が遅れ、買った苗も植えましたから2種のキュウリが出来始めました。ケシとニンジンの花はテーブルを飾りました。

岡山の友人夫妻は友禅染の仏画を唐招提寺に奉納しました。この友人から、老夫婦が作っているとの長い冷麦をもらいましたが、腰があって滑らかな感触のうえにとても美味しい。岡山では大きな雹が降ったようですが、その日に滋賀県でも雹が降り、ガラスを割るなどの被害が出ていました。

目の前で掘った筍のお土産に学生は大喜びでした。その周りに、過日切り取った杉の木の葉や幹が山済みになっていましたが、学生を見送った後で、ほぼすべて燃やして灰にしました。