常寂光寺
　
　所要で久しぶりに訪ねました。応接室から見る光景①は涼しげでしたし、山水は冷たかった。この山水②で、子どものころにギンナンの果肉を洗い落としたことをいつも思い出します。住職が育てたハス③や睡蓮④が盛りに入っていました。その日は掲示板に憲法第９条が張り出されていました⑤。

　ちなみに、今年のバカロレアの課題の１つは、「言葉は思考を裏切るか」であったようですが、日本の憲法第9条と現実を例に引けば、悲劇的な回答になりそうです。ですからわが国は、教育で思考力を高めようとしないのかもしれません。

　憲法は国民の法律であって、この法律の下に国を運営しなさいといって議員や官僚などを使っているわけですが、議員や官僚などは、憲法に矛盾する法律をつぎつぎと作っている。しかも外国を有利にするために作ることさえある、といわざるを得ない。

　これが国民に希望を失わせる主たる原因だと思いますが、国民が憲法を大切にしているとは言いかねないところがあり、心配です。

　


応接室から見る光景①
山水②

住職が育てたハス③
睡蓮④

掲示板に憲法第９条が張り出されていました⑤