ある女性
 

 この女性はうらやましい育てられ方をした人であろう、と思いました。心に思うことをそのまま口に出せるタイプとみたからです。しかも、その一言一言が若々しく、分かり易くて率直で、しかも親切心に富んでいたからです。

 父親から引き継がれた漢方薬全書持参で見えましたが、父親像を彷彿@とさせられました。とても勉強熱心な方であったようです。お姑さんは会津の人で、このお2人に多くを学ばれたとか。

 この人が『京都嵐山エコトピアだより』を買い求め、華道の先生に贈ってくださり、その読後感が、こうした生活空間で花を「いけてみたいなあ」であったようです。

 彼女は山形県米沢のご出身で、お土産の一つに「ウコギ茶」Aがありました。わが家にも米沢で手に入れた苗木から育てたウコギの木がありますが、まだ茶を作ったことがなかっただけに参考になりました。また、直江兼続が米沢の人でもあったことを肌身で理解しました。NHKの大河ドラマでいえば、これから米沢にお国替えさせられるわけです。

 彼女は、私が米沢藩の名君・上杉鷹山公に興味を抱いていたことを知り、たくさんの資料Bを届けてくださったり、調べごとを引き受けよう、といってくださったりしています。

 他に、レーヨン(人造絹糸)生産の発祥の地であったことや、その会社が後の帝人(帝国人造絹糸株式会社、商社時代の私はとてもお世話になった会社)であったことを知りました。

 
父親像を彷彿@ 「ウコギ茶」A
たくさんの資料B