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米沢旅行とツアーの受け入れ準備 09/11/08

 米沢は直江兼続ブームで賑わっていました。好天に恵まれ、とても充実した3拍4日となりました。それはひとえにクラスメートとおっしゃる4人の方たちのおかげです。滋賀県に在住の知人が、米沢在住のクラスメートと頻繁に連絡を取り、旅程まで組んでくださったのです。そのお1人には付きっ切りでお世話になりました。退職後キノコ栽培に打ち込んでおられるお1人には、ナメコのおいしい調理法まで教わりました。もうお1人は外科医と結婚された女性でした。この3人と夕餉を共にする場を設けていただいたのですが、この女性は、「塩引き寿司」など米沢の伝統料理やひょう(スベリヒユ)の煮物など「かてめし」を味わう段取りをしてくださったのです。

 この旅は昼前に米沢に着き、知人ご推奨のラーメンと岩倉饅頭を味わうことから始まりました。そして図書館長、博物館の主任学芸員、『かてめし』の著者、興講館高校長、さらには史跡保存会の会長や前会長などの面々よお目にかかれました。こうした人たちのおかげで予期せぬ事実や史跡などを知りえましたし、郊外にまで足を伸ばすことも出来ました。興講館高校では5人の高校生と意見を交換できたことも嬉しかった。『かてもの』の著者とは2度もお目にかかれました。史跡保存会の面々には米沢名物の鯉料理を振舞っていただき、鯉こくや鯉の甘煮(うまに)に舌鼓を打ちながら、すっかり酩酊するまでお付き合いしていただきました。

 京都には急ぎ足で帰りつきました。ずっと以前から入れていた来客や飲み会の約束があったからです。かくして丸4日も庭と触れずに過ごしましたが、紅葉がメグスリの木から本格化していました。朴やスモモの木の落葉が進んでおり、ブロッコリーをはじめ野菜が驚くほど生長していました。もらって帰った幾つかの紅玉リンゴを見て妻はかじりつき、「ジャムを煮たいなあ」とつぶやきました。即刻リンゴ農家に電話を入れ、1箱取り寄せています。お土産にもらったナメコを、教えられたとおりに調理してもらい、まず晩酌の肴として味わっています。

 庭仕事は火曜日から始めたわけですが、気になっていた剪定を一気に片付けました。2本のキハダ、2度目の剪定をすることになった朴、そして背丈が3メートル余に育った自然生えのクスです。いずれも9段の三角脚立で手入れが出来るようにしつつあります。母屋の梅と、トチュウの剪定は金曜日に片付け、残すはスモモと旧玄関前の梅だけになりました。この間に、こまごました庭仕事まで次々と片付けながら、庭を2度、3度と巡っています。外出は1度でした。保育士を対象とする講演の下打ち合わせで、一献傾ける席をもうけてもらっています。来客は5件でしたが、内3件は事前の約束なしでしたし、その一件は側まで来たので、と飛び込みでした。

 こまごました作業とは、まず風呂焚き場に薪を運び込み、その足でバケツに溜まっていた灰を運び出して竹藪にまいたり、月曜日の剪定で出た4本の木の枝を2束の柴にしたり、サフランのオシベを摘んで回ったりしたことです。畑では、ナスの畝の跡をタマネギの畝に仕立て直しましたし、自然生えのエゴマを収穫し、ゴボウの種をとり、義妹にもらったレタスの苗を植え付けています。温室では、残っていたサクラソウの苗を2つの長鉢と大鉢1つに植えつけ、先週苗を植えつけたパンジーとサクラソウの長鉢・計8鉢とハナタバコの鉢を運び出し、テラスにデヴューさせています。ランタナの鉢などと入れ替えたわけです。富有柿が色づき美味しそうになっていましたから、柚子やカリンなどを添えて北海道の友と姉に送っています。

 週末は、次週火曜日に備えて囲炉裏場を片付けただけでなく、ユリネを掘り出し、タマネギの苗を100本、アイコとニリンソウの苗を各5本植えつけています。アイコとは、秋田で覚えた山菜で、カラムシと同類のイラクサ科の植物です。次週は1組のツアーを受け入れます。
 
米沢市上杉博物館のレストランから見た桜の紅葉。桜が見事に紅葉していました。私は、春に桜を眺めながら秋に思いを馳せるほうですから、とても感激しました。

塩引き寿司。祝いの席などで振る舞われるという一塩ものの紅鮭を用いた押し寿司。とても美しいだけでなく、おいしい。京都の一塩もののグジの刺身を思い出しながら賞味しました。共に内陸部の人たちが生み出した文化でしょう。

紅玉とリンゴ園。久しぶりで紅玉と出合いました。イギリスのコックスと同様に、アップルパイによし、ジャムにもよし、生食すれば「これぞリンゴ」との思いに浸ることが出来る品種なのに、日本では人気がなくなり、小売店頭からほぼ姿を消しました。

キハダとトチュウの剪定。いづれも右が剪定済みですが、この刈り込み方を持ってわが家のキハダとトチュウの剪定方法と決めています。翌春には剪定前の写真のように枝を張ります。

庭で拾った今年一番大きかった朴の葉。ホウ葉みそなどに生かそうと思って、幾枚か保存することにしました。

サフランのオシベの収穫が始まりました。庭のあちらこちらで2輪とか3輪とか咲くように球根を植えつけていますから、これだけ収穫するのに庭を一巡しています。すべて収穫したとしても、この3倍ていどでしょうが、わが家で使う分には十分です。

焚き火が恋しい季節になりました。次の火曜日に雑誌「いきいき」が募集されたアイトワツアーを受け入れますが、それに供えた受け入れ準備の一環です。として張り切って庭掃除をしています。これからコイモなど調理に用いる作物を掘り出したりします。