パレスチナの実情
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西村先生はオリーブの育成指導のためにパレスチナに招かれたようです。お土産にオリーブオイルをいただくと同時に色々なことを教わりました。 樹齢2000年以上で、直径2m、樹高25mものオリーブの孤立木があるとのこと。一抱えほどのオリーブの木なら何1000本とあるそうです。しかし、ほかの木や草は見当たらないとか。 死海は今も年に50cmほど水位を下げ続けているようです。ガリラヤ湖が干上がり、ローマ時代の軍船が現れた話はかつて聴いたことがありますが、イスラエルに入植したユダヤ人は浸食地を広げながら、地下水を大量にくみ上げているようです。先住のパレスチナ人は5mほどの浅い井戸を掘り、その井戸から得た水で生活してきたそうですが、入植したユダヤ人は次々と機械で深い井戸を掘り、浅い井戸を枯らしたりしているようです。 ユダヤ人をひとくくりにしてはいけないとか。ユダヤ教発生時から連綿と教義を守り続けてきた元ユダヤ王国の人たちはアスケナージと呼ばれ、地中海沿いに住んでいるとか。その後、中央アジアにいた人たちでユダヤ教に改宗した民族はスファラディーと呼ばれ、ヨーロッパに散らばって生きてきた。後者が、かつてはナチスに暴力的に弾圧され、今はパレスチナに入植してパレスチナ人を真綿で首を絞めるような方法で窮地に追い込んでいるとか。 このように聞いたつもりですが、聞き間違いがあるかもしれません。 |