33人の学生の感想文
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2時間足らず滞在した学生に、すっかり見透かされていたわけだ、と苦笑しました。「毎日お金で何かを買って生活する世の中で、アイトワはお金をかけずに毎日楽しむ場所である、と感じました」(小西秀実)。「自然が創りだすものは人が造りだすものを圧倒していた。必要なものを最大限に有効活用する、消費ではなく創造の生活空間にする。これは今後の環境や生活を考える上で欠かせない」(平野豊彰)。「この料理を作りたいからこれこれの食材が必要だという考え方ではなく、ありあわせの食材でどんな料理が出来るかなと工夫する考え方のほうが大切だ」(貴志香澄)。「奥さんの人形をほしくなったが、人形のお値段は手放したくないという気持ちが基準になっているらしい」(柿本卓哉)。「うちの庭は洗濯物を干したり車を止めたりしているだけだけど、森さんの庭を歩いてみて、私も生き生きとした庭を作ってみたくなりました」(田村英美)。「私は春から田舎に帰るので、おじいちゃんたちが大切に守ってきた畑や山を、私も守ってゆきたいと思いました」(山城幸)。 私にせがまれてDIYショップでの買い物。 わが家から車で5分ほどのところに、かつてニックホビーショップというDIYショップがありました。その跡に、半年ほど前に「名称を変えた新装開」と銘打った店が誕生しました。期待して出かけましたが、中身まで大幅に変わっていました。もちろん、かつて働いていた人たちは見当たりません。要は、DIYショップ指向ではなく、DIYショップに見せかけたコンビニエンスショップ化し、既製品の取り扱いを主にしていました。 わが家から車で15分ほどのところに、もう1つのDIYショップのチェーン店がかつてありましたが、それもニックホビーショップの前に閉店していましたから途方に暮れた期間がありました。ドッグフードなどを手軽に買える店がなくなってしまったからです。やむなく、その間は、半時間ほどかけて、ロイヤルという別のDIYショップまで出かけていました。 この暮れに、ドッグフードなどを求めてニックホビーショップ跡の店を妻と訪ねましたが、そのときに、妻とロイヤルまで出かけようと語り合っています。そして半時間もかけて、ある意図を持って出かけました。買い求めた品物は、かつてはニックホビーショップで買っていた小さな部品だけでした。しかし、釘や接着剤などの売り場を歩き回り、その品揃えを確かめました。そして、「こうした品揃えを願ったら、ドッグフードなどもこの店で買い求め、撤退されないようにしないといけないのだ」と語りました。 もちろんロイヤルにも不満があります。金魚やメダカの「餌」を扱いながら、金魚やメダカを扱っていないからです。しかも、金魚やメダカを扱っている最寄の店を紹介する情報さえ持ち合わせていないからです。金魚やメダカは、農薬や殺虫剤に頼らずに、自然の力で暖冷房効果を求めようとすると、水鉢のボウフラ対策などで頼らざるを得ない存在です。 |