ミヤマイラクサ
 

 湯どうし(ブランチング)したミヤマイラクサとそれを生かした一品。わたしはこのベーコン巻きが好みです。私も金曜日にミヤマイラクサを、妻とは別のところでイタドリやヨモギを摘んだときに採っています。その時はベーコン巻きに似た一品を造ってもらいました。イタドリは和え物になり、ヨモギはヨモギ餅になって学生に振舞われました。

 ミヤマイラクサは、大昔は、その長けた皮を繊維として用いていたとか。綿花が入ってくる以前は、繊維をとるうえで大切な植物の一種だったのでしょう。わが家では大切な山菜の一種にしていますが、これを食する人は少ないのではないでしょうか。

 米沢藩が繊維の素材として育成し、大切な収入源の1つとしていたアオソは、このミヤマイラクサかもしれません。あるいはこれに近い植物でしょう。秋田では、山菜の女王的存在として「アイコ」が位置づけられていますが、これもミヤマイラクサの近しい関係にある野草ではないでしょうか。

 わたしたち夫婦は、どの草がどのような場所を好むのか、どのような花を咲かせるのか、あるいは食用になるのか否か、薬になるのか毒なのか、の方を大切にしており、名前とか分類は後回しになっています。

 それはともかく、この春の植物は以上です。アケビの新芽を収穫しようとして驚きました。異常に花をたくさん付けていたのです。ならばムベは、と見にゆきますと、同様に異常なほど多くの花をつけていました。この春は花が異常です。サクラは様々な種類が同時期に満開になりましたし、他の木々も、かつてないほどたくさん花をつけています。近くこの春の花のことをまとめて見たく思っています。


 

ミヤマイラクサ

生かした一品

イタドリやヨモギを摘んだときに採っています

ヨモギはヨモギ餅になって学生に振舞われました

ムベも異常なほど多くの花をつけました

ムベの花