安全なところに避難させる
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このままでは近郊からカブトムシがいなくなってしまうと恐れています。そこで、わが家の数少ない幼虫を保護して、増殖させることにしたのです。 近郊のカブトムシの激減は人災だと思います。南隣にある小倉池の堤防に10本ほどの大きなクヌギの木が生えていますが、数年前から夏になると、毎夜のように懐中電灯をかざしてカブトムシを捕りに来る人が増え始めました。 それが顕著になったのは一昨年の夏からです。カブトムシを呼び寄せるために、幹に傷をつけて蜜をたくさん出させる人まで現れたのです。この2年の間に、木が2本枯れただけでなく、わが家の腐葉土小屋や堆肥の山で生まれるカブトムの幼虫が激減しました。 わが家の庭から蜜の匂いに惹かれて飛んでいったカブトムシが生還できなくなったに違いない、と私は考えました。以前はうじゃうじゃ(おそらく200〜300匹は)いたのに、今年はついに数えるほどになってしまいました。 そこで、保護活動に手をつけることにした、と以前に触れています。 |
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