2冊の献本
 

 アイトワ塾生の舞鶴さんから週初めに『京都の地名検証3』が届きました。先週持参いただいていたのですが受け取らず、ちょっとお願いごとをしていたのです。いわばお金さえ出せば誰にでも買える本を、世界でたった1冊の本にしてもらったのです。 

 まだ、舞鶴さんの担当部分しか読んでいませんが、唸らされました。京都の奥の深さだけでなく、地名を大切にする意識や意義に目覚めさせられたのです。昨今、地名を簡単に変更することが流行っていますが、大きな禍根を残すこと必定であろうとの認識を新たにしました。この本を届けていただいたときに、トッテンさんの生き方を紹介した日本経済新聞が添えられていました。

 東京の友人から『生命倫理と環境倫理』が届きました。まさに私が渇望していた一書でした。まだ読み始めたばかりですが、とても読みやすい。そして、この2つの倫理の見直しと整合性が、個人であれ国家であれ、主体性を尊重するならば、必定であると教えてもらえそうな気がしています。

 現在は時代の潮流の変わり目。個人であれ国家であれ、梶を切り替えなければいけない時だと思います。その梶の切替えをするうえで最も配慮しなければいけない要件が、生命倫理と環境倫理の尊重とその整合性ではないでしょうか。そのような意識のもとに、読み進もうと心を高鳴らせています。

 高が知れていることに巻き込まれたり引きずられたりして、情熱を傾けたり時間を費やしたりするだけでは満足する人は激減する時代が近づいているのではないでしょうか。