巣箱の掃除
 

 巣はあまり大きくななっていませんでした。小さな群れであったのでしょう。巣虫がのさばっていました。すべての家族を連れて行かなかったようで、ハチが幾匹取り残されていました。おそらく、巣が放棄されたあとで羽化したのではないか、と思われます。一般的には、家族をすべて連れて行ける状態で巣を放棄するそうですが、よほど急いでいたのではないでしょうか。

 巣虫がのさばっていた巣ごと、綺麗に掃除をしました。そして、巣虫を金魚の餌にしました。師匠から渓流釣りの格好の餌になる、と聴いたからです。

 ミツバチと巣虫は共生状態だそうですが、ハチが元気な間は巣虫をくわえて巣箱から放り出すようです。この暑さはハチには不利に働き、巣虫には有利に働き、ニホンミツバチを辟易とさせたのではないでしょうか。もしそうだとすれば、自然界では何が生じているのか。いずれは様々な弊害が顕になることでしょう。