田舎暮らしフェスタ
 

 滋賀県の山奥にある閉校、東草野小中学校甲津原分校跡でありましたが、主催者発表では600人が駆けつけたようで、大変な賑わいでした。嘉田知事とも歓談できました。滋賀県にある限界集落の活性化に狙いがある催しでしたし、主催者が体験宿泊施設をもっていた上に、2人のアイトワ塾生に付き合うといってもらえましたから、1日伸ばして集落の現状を見学することにしたのです。

 宿泊した施設は古民家の廃材を用いていましたが、周辺の古民家との不調和、自動車道に囲まれたような立地など、リピーターはつかないのではないか、とその行く末に少し不安を覚えました。この見事な家具と,その中に収まっていた漆器のみが豊かな古をしのばせました。近所の杉の植林地は荒れ放題でしたし、どなたかの別荘はおよそ回りの環境を無視しており、つまらなくなて朝の散歩もそそくさと切り上げています。

 翌日は、近江の偉人・中江藤樹記念館が近くにあると知っておとずれたり、滋賀県西部,京都との県境近くの針畑郷まで足を伸ばしてさる林業家を訪ねたりしました。この林業家の前庭にあった大根の畝も,この人の人柄を物語っているように感じました。こうした人のもとに若者が集う仕掛けを工夫すれば、限界集落は明るい未来を展望させるに違いありません。美林街道づくりも計画されていました。
 

周辺の古民家との不調和な建物

 

別荘はおよそ回りの環境を無視

植林地は荒れ放題でした

 

見事な家具

中江藤樹記念館

さる林業家を訪ねました

大根の畝