偶然の一致が重なった
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今週は4つも偶然が重なりました。「こんなこともあるんだ」という意味合いで、記録します。 次週のアイトワ塾は、急遽ゲストを迎える運びとになりました。江戸時代の、とりわけ女性に関する研究では第一人者である柴圭子です。二宮尊徳の娘、文に関する研究では右に出る人はいないでしょう。かつてわが家を訪ねてくださったことのある人です。 その縁で、このたびも妻の個展の案内状を出しめました。早速返事があり、「訪ねられないが、そのころ妹が心斎橋大丸で個展を開いている」とありました。 妻の個展会場の近くでパステル画の個展会場があり、その絵に妻は惹かれました。それが妹さんの作品でした。その人も妻の人形に興味を持っていただけたようです。幾度かお互いの会場を訪ねあったようです。 ときどき妻は、人形創作に複数の人が関心を示してくださったと思えば、1日人形制作講習会を設けます。今回、久しぶりでその機会を設け、日時を決めて幾人かの人とお迎えする約束を交わしたわけです。そのお一人がこの妹さんでした。 なんとこの妹さんが日時を一ヶ月間違えて駆けつけてくださったのです。最寄のホテルをおさえておれれたこともあって、妻は融通を利かせました。 アイトワ塾では次週から二宮尊徳を取り上げることになっていました。そのようなわけで、急遽ゲストとしてお迎えする運びととなりました。 この話が生じる前に、京都新聞が二宮尊徳に関してとても造詣が深い別の人を紹介していました。前回のアイトワ塾の前日のことです。そこで先週連絡をとり、面談する機会を与えてもらっていました。これだけで話は終わりません。 もっと偶然が重なったのです。今週の火曜日のことです。京都新聞が今度は中江藤樹に造詣が深い人を紹介する記事を載せました。翌朝早速連絡を取り、来春のアイトワ塾にゲストとして参加していただけることになりました。その電話を切って間なしのことです。妻が郵便物をとってきました。その中に『中江藤樹』という単行本が混じっていました。 過日、滋賀県で催された「田舎暮らしフェスティバル」に呼んでもらいましたが、開催関係者のお世話になって限界集落の1つを訪れています。その折の宿泊先の近くに、はからずも中江藤樹記念館などがあったのです。 2人のアイトワ塾生を誘っていたこともあって私たちはとても喜びました。そして3人が喜んでいるわけを話しました。同時に、さらなる資料などを求めていることも話しました。それがこの度の郵便につながったわけです。 その郵便物には、スズメのジョナサンの近影も入っていました。「田舎暮らしフェスティバル」の開催関係者が3人で事前打ち合わせに見えました。その1人は巣から落ちたスズメを拾い、見事に命を永らえさせていたのです。それがジョナサンです。 |
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