NZ10日間の旅
 

 親友夫妻の別荘を基点にして、親友夫妻やみか一家と過ごした日々はもっぱら焦点を「彼我のさまざまな差異」に焦点を絞り、学ぼうとしました。ですから、ガーデニング専門店はもとより、図書館芸術村アート&クラフトセンター小学校アドベンチャーフォレストなどに連れていってもらうなどしました。
図書館

芸術村

アート&クラフトセンター

小学校

アドベンチャーフォレスト
 今週は、まず医療問題で気付かされたことに触れます。次週以降に、教育問題でも多くのことに気付かされましたので触れたく思っています。

 レイと過ごした日々は、浜の家でくつろいだだけでなく、奇岩がそびえる小山囚人とボランティアが造成と管理にたずさわっている公園、2000年前にレイたちの祖先が大洋州からたどり着いて先住民となった浜、あるいはホームセンターなどに連れて行ってもらい、主としてNZのコモンセンスなどに迫りました。
 レイの浜の家で過ごし2晩は、それぞれ珍客にも恵まれました。ペンギンの子どもとパラダイスダックの母親です。ペンギンの親を探しましたが見当たらず、いかんともしがたく、その運を天に任せました。パラダイスダックの方は、妻が手懐けてしまい、子の面倒を忘れているのではないか、との異なる心配をさせられました。暗くなるまでパンをねだっていましたのに、朝一番にも求めてきていたからです。近くに巣があるようですが、帰っていたのでしょうか。
奇岩がそびえる小山

囚人とボランティアが造成と管理にたずさわっている公園

祖先が大洋州からたどり着いた浜

ペンギンの子ども

妻が手懐けてしまい

暗くなるまでパンをねだっていました

朝一番にも求めてきていた
 ちなみに、ファンガレイは、先住民とイギリス系渡来民が最初に結んだ協定、ワンタンギ条約で知られるところです。世界の植民地にあって、最もうまくいっている国がNZだと見られているようです。

 妻は、芸術村と奇岩がそびえる小山などで最もエキサイトしました。連れて行った人形を取り出して私たちを随分待たせました。妻の主目的である人形の撮影や創作意欲の高揚などによって時間を忘れたのでしょう。終始敏捷に動きまわるのが特徴の一つであるレイが、とても満足そうな笑みを浮かべながら、妻に気が済むまで写真を撮らせ、いつまでもジッと待ち続けている姿に私は学ばせられました
 レイの浜の家では、親友夫妻と私達夫婦の5人で2泊2日を過ごしましたが、もちろん潮干狩りや魚とりもしましたが、魚は親友が釣りあげたバターフィッシュと、レイと私が仕掛けた網にかかった2匹の計3匹しか捕れませんでした。その1匹、オコゼのような魚はとりわけ刺身にするといかにも美味しそうでしたが、レイは一晩据え置く仕掛け釣りの餌にしてしまいました。幸か不幸か、親友夫妻は刺身包丁とワサビを携えるのを忘れましたから、私にはあきらめがつきよかったように思っています。

 NZ航空はシダをシンボルにするなど、国を代表する植物はシダですが、その理由をこのたび垣間見たような気にされました。その第一は、シュロのように大きなシダが生い茂っているからでしょう。しかし。シダの一種ポンガの新芽はピコピコと呼ばれ、ゼンマイのような形状で食べられます。その寸法は10倍あまり、目方はゆうに数100倍はありそうです。また、パラと呼ぶ大きなシダは食用になるソフトボール大の芋を幾つも付け、4時間も煮て食べるようです。さまざまな薬になる植物も学びました。
 NZ最後の夜は素晴しい夕焼けでした。親友の別荘で4回夕食をとりましたが、いずれもテラスの丸テーブルを囲みました。私達夫婦はいつも見晴らしが一番良い席を与えられ、夕焼けを楽しむことが出来ました。その夜も海詩はおじいちゃんの家で泊りましたが、ヒヨコに「おやすみ」を言った後で、一緒にふけゆくおじいちゃんの家を眺めました。その目で日本に帰ってきて驚いたことは、日本では企業や役所のビルの方を立派にしていることです。

 

エキサイトしました

学ばせられました

バターフィッシュ

網にかかった2匹


刺身にするといかにも美味しそう


NZ最後の夜は素晴しい夕焼けでした

おじいちゃんの家を眺めました