繊維業界の凋落
 

 先週の当週記で、「ERCO RADAR」に収録された拙文を紹介しました。友人は、この拙文に刺激されて日本の繊維業界は動き出すのだろうか、と危惧していました。私は動かなければ日本の繊維業界は一段と凋落するだけ、と応えました。

 ぼやぼやしていたら、韓国や中国の企業などが直接乗り込んできて、安値市場を席巻するでしょう。高額商品市場は、欧米企業が抑えるでしょう。

 なぜなら、などの企業を価格競争力のある生産基地として利用するにとどまっていたからです。それは、中間業者である日本企業を飛ばせばさらに合理化に結びつくことを意味しています。

 上の拙文は、そうならないために業界あげて取り組むべき提案をしたつもりです。