古株の再生実験
 

 チマサンチェの切り株から複数の新芽が芽生え、見事に育っています。また、切り株を移植した分からも見事に芽生えて育っています。この度義妹にもらって植えつけた苗が育つまでの期間を、見事に埋めてくれそうです。

 もしこれが期待通りにゆけば、苗を植えつけて育てるよりも、古株から新芽を出させるほうがはるかに容易で、早く収穫できますから、常套手段にしようと思っています。そして、チマサンチェを通年作物として育てられるようになりたい、と願っています。

 話し変わって、発芽させてしまった玉ねぎの活かし方も半ば成功です。畝に植え込まなかった分は、玉が有していた養分や水分が切れたところで枯れたりしおれたりしていますが、畝に植えこんだ分は葉が順調に伸びています。この味や歯ざわり次第で、ネギの端境期を充分に埋め合わられそうです。次週にでも伸びた葉を収穫して、確かめます。残る半分の成否は、これから玉が太るのか否か、ということです。薹が立たずに玉が太れば、完全に成功です。もしそうなれば、庭で年に4度も掘り出し立ての新玉ねぎの味を楽しめることになりますが、そうことはうまく運ばないことでしょう。

 これまで長年にわたって、野菜として生かせる自生植物を庭に定着させる努力を重ねてきました。私が畑仕事に携われなくなったときの準備です。すでに、セリ、ミツバ、シュクコンソバ、そしてアシタバなどが軌道に載っていますが、それらには共通した欠点があります。旬の期間が限られていることです。

 もしチマサンチェの古株を活かす方法に慣れ、駆使すれば、簡単に、つまり古株を植え替える手間だけで、青菜の収穫期間を引き伸ばすこと、とりわけ冬期にも収穫できるようにすることができるかも知れません。試みます。
 

チマサンチェの切り株から複数の新芽

伸びた葉を収穫

シュクコンソバ

アシタバ