総合診療医ドクターG
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11日(木)22:00〜。今日の医療のスペシャリスト化を危惧し、ジェネラリストの必要性に気づかせる番組です。 急ぎ組織的に総合診療医を養成し、不調を訴える人間の心身両面から総合的に診て、病根をただし、専門医の腕に依存するシステムのアッピールです。 近年の医療システムの悪しき例を上げれば、患者は勝手に自分の病気を憶測し、専門医を訪れる。専門医は患者を精密機械にかけて病気を特定しようとする。仮に、病気を見つけ出したとしても、その病気の根源は別のところにあり、発見した病気はその1現象にすぎないことがなきにしもあらずだ。でも、専門医はその対処に躍起になり、かえって病根を深めないとも限らない。少なくとも、高価な精密機械に投資した医者としては、その償却を目指して検査漬けや、薬漬けにせざるをえないのではないか。 今日の医療は、農業と同様に「医療の工業化」に翻弄されている。ココロを持った人間を、まるで故障した精密機械のごとくに扱い、精密機械とコンピュータ−の画面に首っ引きになりかねない。 医者をホワイトカラーやブルーカラーのように専門家・専業化することを危ぶみ、欧州の国々やNZにみるような、いわば医者のビブギオール(多彩な)カラー化の提唱です。 |
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