その真心
 

 日本の民間人が120年前に示した献身的な救助は真心の表れでしょう。その後こうした日本人の真心を国家権力でズタズタにしたのが近年の大陸侵略戦争であったのではありませんか。どの後戦線を拡大し、特攻隊まで誕生させ、危険極まりない大和魂、あるいは民族との印象を抱かせ、鉄槌に値すると思わせたのではないでしょうか。

 それはともかく、いまも私たちが脈々と受け継いでいる真心を再認識し、誇りにして、民間人どうしの友好的な交流を全世界的に、多面的に深めなければいけないと痛感させられました。