エンターテナー
 


 実にさわやかな人前結婚式でした。小高い山の上の会場は、それだけで気分をよくしまいた。さらに好天が、それだけで自然までが2人を祝っているように感じられました。新郎は睨んでいたとおりに親方でした。

 披露宴の締めくくりは、「さすがは一流」と膝を乗り出してしまう人の登場でした。2人の女の子の踊りに、生まれながらのエンターテナーでは、と引きつけられました。諸口あきらさんはお得意の「テネシー・ワルツ」を歌いながら、会場をわかせるアドリブを随所で挟み込みました。桑田真澄さんのスピーチも素晴らしかった。その気配りには脱帽です。

 前日に私は、乙佳さんから「前の方でスピーチを」を、と聞かされており、心づもりをしていました。しかし、司会者が「新婦代表の祝辞を」と紹介したときに、しばしうろたえました。しかし、マイクの位置まで距離があったのが幸いでした。ゆっくりと進みなら夫婦げんかの仕方を伝授しよう、と心に決めたのです。それは妻に聴いて欲しかった内容です。わが家では日々夫婦ゲンカをクリケしていますが、少なくとも私は、より仲良くなるためにしているつもりです。

 

人前結婚式

小高い山の上の会場

新郎は睨んでいたとおりに親方でした

2人の女の子の踊り

諸口あきらさん

桑田真澄さん