素敵な演奏家
 


 半断食で知り合った人に、パートナーでもある素晴らしいヴァイオリンの演奏家、を伴って立ち寄ってもらえたのです。もちろん一曲所望しました。

 モーツアルトの「ヴァイオリン協奏曲3番」に加えて、「マスネのタイスの瞑想曲」を奏でてもらえました。目の前で、私たちだけのためにヴァイオリンを演奏してもらえたのは、これが初めての体験です。聴き惚れてしまう、とはこのことだと思いました。オーケストラの指揮者が、演奏が終わったときにどうして第1ヴァイオリニストと握手をするのかが分かったような気分にされました。

 この演奏家に「とても音響効果のよい部屋だ」と褒めてもらいました。「またここで、奏でたい」とも言ってもらえました。それは「佳子さんのおかげだ」と思いました。ピアニストの松平佳子さんに、ここをピアノ教室に活かしてもらいたいと思って内装しています。しばし佳子さんの思い出話に花を咲かせました。