瓦職人の真似事
 


 水準器も取り出して、雨水を流し去る水路の仕上げ作業に夢中になりした。傾斜地にある囲炉裏場を土俵のようにかさ上げし、大雨時に山水が流れこまにようにする工事をしたわけですが、いわばその川上に当たる部分に溝を設ける段階に入ったのです。その溝にも古寺に用いられていた棟瓦を活かすことにしました。

 土俵のようなかさあげ工事では、溝は直線では用が足せません。そこで、どうしても瓦に角度を付けなどの加工が必要となりました。もちろん、溝の始まる所でも化粧仕上げが必要でした。その瓦の加工のために、まる2日を要しています。2日目は、防じんマスクも用いました。初日に、防じんマスクが必要だと気付きましたし、防じんマスクは買い置きがあったのですが、取りに戻る時間が惜しくて、用いずに済ませました。それほど夢中になったのです。

 この作業のかいがあって、木曜日の夕刻までに再び焚き火ができるスペースを用意できました。
 

溝は直線では用が足せません

角度を付けなどの加工が必要

化粧仕上げ@

化粧仕上げA

化粧仕上げB

焚き火ができるスペースを用意できた