さまざまな振る舞いや態度
 


 ある人は、「良い朝だ」と胸を熱くしてくださった。道路側に出て生垣の散髪をしていたときのことです。「おはようございます」と声をかけてくださったあと、「あの花は何ですか」と質問があり、そのご「皇帝ダリヤです」「あれがねエ、写真撮らせてもらって良いですか」「どうぞ」と続き、「なんなら中にお入りください。門扉は押せば開きますから」などとts須永って行ったのです。

 次の人に、自己卑下させられました。庭の内側から生垣の散髪をしていた時のことです。私の真正面で、何の断りもなしに皇帝ダリヤを撮り始めました。思わず、「一言、断られたらどうでしょうか」と減らず口をきいてしまったのです。プイっと無言で「恩着せられてまで撮ってやるか」とばかりに通りすぎて行きました。

 花は綺麗に咲き、蝶や小鳥に見つけてもらいたいのでしょう。私も、カメラに収めてもらうなど花を愛でてもらいたくて育てていますし、だから生垣の背丈を低くして公道から眺めてもらいやすくしています。にもかかわらず、お互いの気分を悪くしてしまい、自己卑下に陥ってしまったのです。

 なぜかその時、過日問題になっていたある男性の発言と、その発言に反発した女性の気持ちに想いを馳せ、何かが分かったような気分にされました。それまでは、問題の発言をした男性の視点で視ていたわけですが、反発した女性の父親の視点になったのでしょう。

 問題の男性の発言とは、痴漢の被害に合い、訴えて出た女性の対して吐いた一言で、女性の刺激的な服装を批判したものです。