皮肉な日からイノシシに襲われたこと
 

 フランス料理を2晩続きで味わったわけですが、先に味わった日の夜からイノシシに侵入され始めています。つまり知恵比べに敗れたわけですが、この見破られた知恵は、皮肉なことに、この夜のフランス料理に招いてもらった商社時代の後輩から教わったものでした。しかも、この夜の会話にイノシシが登場しており、ひとしきり花を咲かせています。

 この後輩は、岡山県在住ですが、庭にやってくるイノシシに餌やりをしているというのです。もちろん私は、「それははた迷惑なことだ」と反論し、私は「捕まえて肉を食ってやりたいぐらいだ」と息巻きました。ところがその直後に、私たち夫婦もはた迷惑なことをしていたことを思い出し、大笑いしています。ウリ坊を捕らえたときのことです。

 ひょっとすればこうした会話を楽しんでいるときに、すくなくともその数時間以内(私たち夫婦が寝込んでいた間)にイノシシに侵入され、畑で大暴れさせていたわけです。

 キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどは5分の1ほど、ダイコンやレタスは3割ほどが掘り出され、犠牲になっています。