アイトワの流儀にそって足掻く
 

 その1例がダチュラです。今は亡き「山野草の師匠」の「形見の1つです。今は2株の地植えのオレンジ色だけになっていますが、かつては白い花が咲くのもあり、合計10本余の鉢植えでした。もちろん、白い花が咲く方も地植えにしたのですが、手違いが重なって2本共に枯らしてしまいました。

 「山野草の師匠」はこの春になくなりましたが、ある時10本ばかりのダチュラの枝先を持参し、水を入れた広口のガラス瓶を私に用意させ、挿して帰りました。その10cm余の枝先が発根してから鉢に植え、数年間はアイトワのカフェテラスを飾っていました。しかし、次第に大きく育って鉢を次第に大きくせざるをえなくなり、冬場に温室へ避難させるのが困難になりました。そこで、地植えにして残させることにしたわけです。

 この地植えに成功し、鉢植えはすべて土に返しましたが、今に残るはオレンジ色の2株になってしまったのに、その1株を来年は枯らそうと考えているわけです。それは、2つの理由です。1つはこのダチュラが枯らせた温州みかんの若木の跡に、新たな若木を植え直す為です。2つ目の理由は、過日もらったセンダイハギを優先したわけです。犠牲にするダチュラの株の南側に、この幸運なセンダイハギの株を植えつけています。

 ちなみに、温州みかんの木は、かつて4本ありましたが、その2本をすでに欠いています。1本は間伐、他の一本はテッポウムシの被害です。そして残っている2本も、樹齢40年ほどになっており、また初期の私の剪定方法が下手であったために、樹形も悪く、実をあまりつけなくなっています。更新時期に差し掛かっているわけです。

 要は、わが家では、センダイハギを植える候補地にも事欠くまでになっています。